『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

メディア

健康情報サイトのパクリ記事が20000%許されない理由

www.fizz-di.jp 健康情報の信頼性を揺るがせた騒動の当事者が・・・ トンデモな健康情報をたくさん載せていたWELQというサイトが閉鎖してから半年以上経つが、先日、こんなツイートが目に留まった。おやまあ。 welqの件でDeNAさんと直接お話するために、某所…

ドラッグストアの店員を体験できる「ダークサイド・オブ・ドラッグストア」

ドラッグストアの店長と薬剤師を体験できます 「ダークサイド・オブ・ドラッグストア」というサイトを、ここ2日ほどで作ってみました。 https://kuriedits.wixsite.com/drugstoregame プレーヤーが目指すのは、ブラックでスマート(賢く)なドラッグストア…

「グローバル・ジャーナリズム」からグローバル・ドラッグストア・ジャーナリズムを

「I'm a pharmacist, working for ...」 国際報道をテーマにした本を読んで、とっても感動したので、思わずこんなツイートをした。 I'm a pharmacist, working for a drugstore in Japan. I am especially interested in non-prescription medicines, and ha…

市販薬の買い方が変わる!?MDVコンシューマー・ヘルスケアの未知のサービス

ビッグデータで市販薬を変える 先進的過ぎるサービスというのは、誰も類似品を見たことがないゆえに、他人にうまく説明することができないらしい。巷の書籍で読んだそんなクダリを、いま実感している。 なんだかよくわからないサービスが、今年、市販薬市場…

昨年「ジャーナリズム・イノベーション・アワード」に参加された方へのお詫び。それから、アプリを世に出すハードルの高さについて

お詫びします 昨日は日本ジャーナリスト教育センターが主催する、「ジャーナリズム・イノベーション・アワード」の開催日でした。過去2年連続で参加したぼくでしたが、今年は仕事でいけませんでした。 さて、今日、こうしてブログを書いているのは他でもあ…

大事なことは、すべてクズな健康情報サイトが教えてくれる

ダメなサイトが大事なことを教えてくれる まったくね。かつてコンテンツ(記事)を作ることを生業としていた身としては、読めば読むほど怒りだけがこみ上げてくる出来事だった、WELQ騒動。このメディアはライターにパクリ方法まで指南してたらしい。コン…

アエラの「30代~50代の男女市販薬購入ランキング」

市販薬購入者ランキング やや旧聞に属すのだけど、今年11月7日号の雑誌アエラ(AERA)が「30~50代の男女市販薬購入者ランキング」を載せていた。購入者数ベスト20品がわかるというもの。どんな内容か・・・。 上位は「ロキソニン」「イブ」「ロートジ…

DMMも参入のVR。即体験できるお勧めVRゴーグルとか、情報の伝え方について

フェイスブックも激推し!VR時代が来るよ! アダルトビデオで有名な(?)DMMが、ついに本格的にVR(バーチャル・リアリティ)コンテンツをリリースしました。プレイステーションに続き、これで、ゲームとエロという2大伝道者が地に降り立ちました。…

「薬局新聞」創刊70周年企画で、「業界メディア」をテーマに鼎談

業界メディアがおもしろい みなさん、業界紙とか専門誌といった、いゆゆる”業界メディア”って読んだことありますか? むかし、みのもんたさんが「朝ズバッ!」という番組で、「私は業界紙が大好き」といいながら業界紙の記事を紹介するコーナーがありました…

病院へ行くべきか。迷った時はドラッグストアか薬局へ

「病院へ行ったほうがいいですかね?」 体調が悪い。なかなか治らない。病院へ行くべきか。でも、仕事が忙しい。できれば市販薬で治したい。そんな人はたくさんいるだろう。 ドラッグストアで働いていて、市販薬を買いにきたお客から、 「病院へ行ったほうが…

「ムヒ」「ロート」「ヤナギヤ」のパクリ•イン•中国

中国企業のパクリもの 前回、偽造医薬品について書いた。 今回は「偽造」ではないものの、本家本元をパクっていると思われる中国の商品を紹介したい。 近年、中国企業が世界各国の有名ブランドのパクリ品を作っていることが報道されているが、ドラッグストア…

医療従事者が持つやっかいな正義感について

おことわり ブログはじめて9か月です。 さて、今日は、医療を語ることについて書きます。最初に言っておきます。今回の記事は医療従事者のなかには不快に思われるかたがいると思います。ごめんなさいね、不快に思いたくない人は読まないで。 地域医療ジャー…

「健康第一」は間違っていても、ドラッグストアのことは嫌いにならないでください

ドラッグストアと健康 そもそものハナシ、人はなんのために健康になるんでしたっけ? ドラッグストアは、"健康を売る場所"と言っても過言じゃない。だから、名郷直樹さんというお医者さんが昨年書いた「『健康第一』は間違っている」という本は、ドラッグス…

「ペイシェントサロン」で「相手の立場」を考える

「お客のために」はタブー あるブログで、過去にセブンイレブンに入社したかたが、読んでドキリとさせるエピソードを書いていた。 入社した頃、マネージャに「お客様のためにはこの方が良いと思います」と商品展開の提案をしたところ、 「お前はもういい、帰…

「ドラッグストアとジャーナリズム」はトトロに学ぶことにしました

反省したことを書きます ブログ初めて7か月経ちました。いつも読んでいただいているみなさん、ありがとうございます。おかげさまでPV、伸びているみたいです。伸びてはいるのですけど、さいきん、反省したことがあります。今日はその話です。

「ドクターハウス」が教えてくれる、人生で大切ないくつかのこと【ネタバレ注意】

原因不明の病気を診る医師のドラマ「ドクターハウス」 アメリカでブレイクした医療ドラマ「ドクターハウス」がおもしろかったので紹介したい。医療とは何か?人生の幸せとは何か?いろいろ考えさせられるドラマだった。

どうしてドラッグストアは、体に悪いタバコを売るのだろう?

体に悪いタバコを売らないという動き 日本のドラッグストアでは、タバコを売っている店がある。なぜタバコを売るのか。体に悪い嗜好品なのに。 喫煙が健康を損なうという論文はたくさんある。今日も、喫煙者の多くがタバコが原因で亡くなっているという海外…

「虫コナーズ」だけじゃなさそう。市販薬にもある”言い過ぎ”広告

CM表示に落とし穴♪ 「人生最後に落とし穴っ」のCMで有名な「虫コナーズ」に、意外な落とし穴があったみたい。今月、消費者庁からパッケージの表記に科学的な根拠が薄いと指摘され、文言の改善を求められた。 「虫コナーズ」などに根拠なし よけ剤販売4…

大手メディアに勝つつもりで参加した「ジャーナリズム・イノベーション・アワード」。結果は11位/38作品で悔しい

NHK、ハフポストなどが集結したメディアイベントに出品した ナイショにしていたのだけど、先日の土曜日に開催された「ジャーナリズム・イノベーション・アワード」(主催:日本ジャーナリスト教育センター)に、出品者として参加してきた。タイトル通り、…

自分が飲む薬は自分で決めよう!医療者も協力する口コミサイト「Iodine」の挑戦

読みだすと止まらない医薬品口コミサイト「Iodine」 アメリカの医薬品口コミサイトで、もう一つ注目なのが「Iodine」だ。 これは医療者向けサイト「M-Labo」さんの記事で知った。 はっきりって、Iodineはめちゃくちゃ面白い。読みだすと止まらない。 薬を使…

市販薬のアマゾンレビューが自由なアメリカと、禁じられている日本

僕らの生活の一部になっているアマゾンの「カスタマーレビュー」は、商品の良し悪しを判断できる、とても便利な機能だ。書籍、家電、電子機器・・・購入する前に僕はとりあえずアマゾンのレビューを見る。 あらゆる口コミが揃っているように感じるアマゾンだ…

ときにはメディアの仕事を讃えたい。たとえば「献身―遺伝病FAP患者と志多田正子たちのたたかい―」という本について

FAPという病気を知っていますか? 医療に関する一般書は数あれど、この本に勝る個性的な本はそう多くないと思う。理由は4つ。 ・「FAP」という、世間に知られていない病気がテーマであること ・書籍ができるきっかけが、患者会からの抗議だったこと …

フード左翼の話は聞く価値がある

無駄を削ぐと、生活が自由になる 年の瀬が押し詰まってきた。 1年を振り返って思い出すのが、11月はじめに東京で開かれた「日米の最新“食事情”に見るライフスタイル格差」というイベントに参加したことだ。司会はメディアアクティビストの津田大介さん、ゲス…

ドラッグストアの店員も失敗をする。そのことを語ってもよいだろうか?

ジャーナリズム=情報のオープン化 前々回の記事に、批判のコメントをいただいた。 「ジャーナリズムなら、そのドラッグストアの名前を明かして欲しい。匿名で保護してたらジャーナリズムとはいえないなー。」 というものだ。 ブログタイトルに「ジャーナリ…