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テレビCMでお馴染みの喉の薬「ハレナース」の値段に注意

喉・声

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効き目がよさげなハレナースですが・・・

テレビをつけていたら、小林製薬の「ハレナース」という喉の痛みに効く薬のコマーシャルが流れていた。

「顆粒がさっととけて、扁桃腺にすーっと冷感を広げ、有効成分が腫れを鎮めてくれる」

というナレーションが流れて、はれた扁桃腺がみるみる小さくなっていく。

なんか効きそう!

でも、僕はこのCMがあまり好きじゃない。

僕が接客したお客のなかで、ハレナースを購入した人は一人もいない。ハレナースには売れない明かな理由がある。

CMはコチラ↓


CM情報|扁桃腺のはれ、のどの痛みにハレナース|小林製薬

 

「ハレナース」VS「ペラックT」のバトルです

ハレナースの行く手を阻むのは、強力なライバルの存在だ。このライバルにいつも負けている。少なくとも僕はそう感じている。

ライバルの名は、第一三共ヘルスケアが発売している「ペラックT」だ。


ペラックT錠 36錠 【ケンコーコム】

 両者は含まれる薬効成分も、メーカー小売希望価格(1296円/3日分)も同じなのだけど、ハレナースにはペラックTにはない優れた点が2つある。

  • ハレナースは口の中でさーっと溶ける顆粒タイプの薬なので、水なしで飲める。ペラックTはふつうの錠剤タイプの薬なので水で服用する。
  • ハレナースは添加物としてメンソールが入っているので、口の中で溶ける時にスーッとした清涼感が感じられる。

個人的には、水なしで飲めるのは便利だと思う。

でも、こうした利点があるにもかかわらず(※)、しかも希望小売価格が同じにもかかわらず、僕の店ではペラックTのほうが売れている。

ペラックTのほうが有名だから?それもあるけど、一番の理由は店頭価格に大きな差があることだと思う。

 

「それなら安い方でいいよ」でペラックT勝利

ハレナースの店頭価格はペラックTよりも高い傾向がある。

この記事を書くにあたって、複数の大手ネット販売サイトで両者の価格を比較してみたところ、いずれもハレナースの方が値段が高かった。たとえば、大手通販サイト「ケンコーコム」では450円も差がついていた。

僕のバイト先のドラッグストアでも、ハレナースはペラックTよりも約200円高い。200円って結構大きい。だから、僕がハレナースとペラックTの違いを説明すると、お客は全員、

「それくらいの差なら、安い方でいいよ」

といってペラックTを購入していく。

もし、ハレナースの価格が高いことが、全国のドラッグストアにもあてはまることならば、小林製薬のCMってどうなんだろう?お客としては、広告費に投じるよりも、小売価格を下げる努力か、もっと他製品との差別化を図って欲しいと思う。

本来薬として優れているはずのハレナースが、流通価格が要因で売れないというのは、ちょっとかわいそうな気もしなくもないけれど、それはそれとして、僕のブログは、「薬は知名度ではなく、成分と価格で選んだ方がいいですよ」ということを伝えるものなので、ハレナースのCMにはあまり共感できない。

同社が作ったコンテンツ「地域別のどハレ状況」はかなり面白いけど。


扁桃腺のはれ、のどの痛みに|ハレナース|小林製薬

 

購入前には価格のチェックを

もちろん、ハレナースとペラックTの店頭価格は店によって異なる。価格が同じなら、ハレナースのほうが”買い”だと思う。ハレナースのCMを見て購入を考えている方は、店頭でペラックTの価格も店員に訊ねた上で購入することをお勧めする。

それから、薬に含まれる抗炎症成分「トラネキサム酸」「カンゾウエキス」は、それぞれ血液や血管に影響を与える成分だから、人によっては服用を避けた方がいい。薬剤師か登録販売者に相談するのが安全だろう。

 

※この他、ハレナースの利点として、顆粒が口の中で溶けることで患部に直接効き、錠剤よりも高い効き目が得られる可能性がある。ハレナース同様に水なしで飲める龍角散ダイレクトは、そのように謳っている。ハレナースはそのような効果を謳っていないので、ここでは利点として扱わない。服用時に顆粒が扁桃腺にあまり触れないのか、粘膜からの吸収が悪いのか、小林製薬が直接作用に言及していない理由はわからない(むしろ龍角散のほうに、ちゃんと根拠があるのかどうかが気になる・・・)。