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アメリカ人が語る風邪薬の買い方が面白けど焦る

海外情報

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最良の風邪薬の選び方は・・・

アメリカと日本のドラッグストア事情は似てるみたい。

「How To Find The Best Cold And Flu Medicine For You(あなたにとって最良の風邪薬はどのように見つけるか)」

という記事を見かけた。アメリカの口コミサイト「Iodine」の運営メンバーであるAmanda Angelottiさんが同サイトのブログコーナーに書いている。

最良の薬の選び方ですと?僕のブログのコンセプトがパクられているじゃないですか!これは確認しなければ・・・。

ということで、記事がコチラ。


How To Find The Best Cold And Flu Medicine For You

 

内容がおもしろいし、日本の市販薬の状況にも当てはまる部分があると思うので、以下、記事の要点を僕がざくっと訳して紹介したい。

 

アメリカ版!市販薬の3つの問題点

記事では次の3つのポイントを挙げている。

 

1 あなたはマーケティングに騙されている

ドラッグストアにはたくさんの種類があるけれど、実は薬の中身は4つの薬効の組み合わせでしかない。「鼻づまり改善成分」「解熱鎮痛成分」「咳止め成分」「去痰(痰を除く)成分」。ブランド製品は、ほぼすべての組み合わせがあり、そのうえ複数の剤型(液体や口に中で溶けるタイプなど)があるので、製品数が多くなっている。なかには良い製品もあり、たとえば錠剤が嫌いな人には液体タイプが助かる。けれども、ほとんどの場合、種類が多いのは単純に企業のマーケティングによるものだ。すごく馬鹿らしく、紛らわしい。

私のお気に入りは「Mucinex Fast-Max DM Max」という薬。Max(最高)という言葉を2回も使っているのに、同じシリーズの他の製品よりも成分量が低いのだ。どーゆーこと?

 

2 あなたはブランド名に多くのお金を払っている

全米経済研究所による調査によると、お客は毎年440億ドル(邦貨換算で約5兆円)の余計なお金を、市販薬や他の健康商品を含めたブランド商品に払っている。一方で、薬剤師の90%はジェネリック(管理人注:先行ブランドと同じ成分を持つ安価な後発ブランド)を選んでいる。薬剤師は商品ごとの効き目を知っており、商品の選び方をわかっている。しかし、ほとんどの一般消費者にとっては、「プソイドエフェドリン」と「フェニレフリン」の違いなどを見分けることは難しい。

 

3 あなたは必要以上の薬を服用しているだろう

お客はよく総合感冒薬(かぜ薬)を選ぶ。棚から見つけるのが簡単だし、自分の症状に効くと思っているのだろう。しかし、総合感冒薬は、必要以上の成分を含んでいる。余計な成分は副作用、薬同士の相互作用、過量服用のリスクを高める。アセトアミノフェンを含んだ総合感冒薬は、特に過剰服用の危険がある。一日量を少し超えただけで、肝臓、命を危険にさらす可能性がある

 

ふんふん、なるほどね。アメリカは病院は治療費が高いから、市販薬に頼る人が多い。そのせいか、日本よりも市販の薬や健康食品の話題が多いように僕は思う。

最近だと、市販のアセトアミノフェン(解熱鎮痛成分)の安全性が大問題になっているし、昨日は昨日で、ウォルマートなど大手スーパー4社の販売する自社ブランドサプリメントの成分表示に偽りがあったとして、この4社がニューヨーク州検事から該当製品の販売停止の通知を受けたというショッキングな報道があった。


GNC, Target, Wal-Mart, Walgreens accused of selling adulterated ‘herbals’ - The Washington Post

 

ニューヨーク在住のライター、佐久間裕美子さんも「絶句」と。

 

やばい!僕もしらなかったし!

で、ですね。

僕が読んでて焦ったのが「2」の「ほとんどの一般消費者にとっては、『プソイドエフェドリン』と『フェニレフリン』の違いなどを見分けることは難しい」ってくだり。

すみません!僕、薬剤師なのに2つとも、”血管を収縮させることで鼻づまりを改善する”くらいの知識しかありませんでした!

日本でも市販の鼻づまり薬に使われている成分なのにね!ガーン。

焦ってIodineのサイトで2つの成分を調べたら、どうやらプソイドエフェドリンのほうが効果が高いという扱いみたい。少なくともアメリカでは(※)。

Iodine、やっぱりおもしろいですなあ(と自分の無知を棚に上げて感心してゴマかす)。

 

※ 日本では、医療用ではプソイドエフェドリンは別の薬と併せて使われる(合剤)。フェニレフリンは鼻づまりには使われない。