受験だ!仕事だ!下痢を市販薬で止める3つの方法

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下痢止め薬には3つある

いきなり汚くてすみません。バレンタインとは関係ありません。便の話です。

さいきん、受験シーズンに入ったせいで、

「試験の時にお腹が痛くなったときのために下痢止めがほしい」

と相談に来る人が増えている。通年でも、会社の出張でアジアに行くといって購入していくサラリーマンが、そこそこいる。どの下痢止め薬がいいのか。

市販薬で下痢を止めるには主に次の3つの方法があると僕は考えている。

①強制法:腸の動きを強制的に止めることで下痢を止める!

②間接法:菌を殺したり、腸の水分量を減らすことで下痢を止める!

③超間接法:善玉菌を増やして腸の調子をよくすることで下痢を止める!

 

下痢止め薬のメリット&デメリット

①~③のどれが適しているかは、下痢止めの使用目的や体質による。各方法の特徴は次の通り。

①強制的に止める!:代表的な商品は「トメダイン」など

腸の動きを強制的に止めて下痢を抑えるので効果は強力。ただし、ノロウイルスなど感染性の下痢の場合、菌などが排出されず腸内に留まるので治りが悪くなるリスクがある。

②間接的に止める!:代表的な商品は「正露丸」「ワカ末」など

腸内の腐敗を抑えたり(ワカ末)、腸の水分量を減らす(正露丸)ことで、下痢症状を抑える。どの製品も腸の動きを鈍らせる成分を含むものの、感染性の下痢だった場合も①よりは悪影響は少ないと思われる(※1)。

③超間接的に止める!:代表的な商品は「ビオフェルミン」など

感染性の下痢で病院に行くと、だいたい処方されるのがビオフェルミン(ただし乳酸菌の性質はちょっとちがう)。欠点は、下痢止めとしての即効性は期待できないこと(※1)。

 

てっとり早い選び方は薬剤師か登録販売者に聞くこと

上記をまとめると、下痢止め効果①>②>③であり、リスクも①>②>③といえる。

たとえば、受験で本命テストに備えて、下痢止め薬を買っておきたいなら、①が強力だけど、感染性であれば治りがおそくなるし、便秘になる可能性もあるから、お客によっては②か、①と②の中間がいい場合もある。

僕が考える①と②の中間の薬としては、お笑い芸人サバンナの高橋さんのCMでお馴染みの「ストッパ下痢止め」。「ロートエキス」という成分が腸の動きを止め、「タンニン酸ベルベリン」という成分が、腸内の腐敗防止や腸粘膜保護を行うと同時に、腸の動きも抑える。

不衛生な地域に海外出張する場合は、感染性の下痢になる可能性があるから、①と②の間か、②、③から選ぶのが無難とも考えられるけど、どれがいいかは、その人の状況による。

日常生活ですぐ下痢をする人は、一過性ではない病気の可能性があるので、一度は受診したほうがいい。

お客にとっては大変わずらわしいことに、①②③の各タイプの中でも商品によって強さや特徴が異なる。たとえば「正露丸」は同じ名前の商品が何種類かあるのだけど、それぞれ成分が微妙に差がある(※3)。なにそれって感じですよね。

こんなふうに、市販の下痢止め薬はけっこう複雑なので、はっきりいって1人でウンウン悩んでいるよりも、お店の薬剤師か登録販売者に相談したほうが、てっとり早く選べると思う。

 

店員に質問するときの2つのポイント

下痢止め薬は、相談する時のポイントは、「下痢止め薬ってどれが効くんですかねぇ~」と効果優先で聞くよりも、「下痢止めの使用目的」と「下痢以外の症状があるかどうか」を伝えたほうがよいだろう。たとえば、下痢以外の症状があり感染性の可能性が高い場合は、少なくとも①を飲むことはできないし、受診した方がいい。

下痢止め薬はややこしいけど、いくつか使うと自分にあった下痢止めが見つかる。始めの一歩として、以上の情報を活用いただければ、これ幸いです。

 

 

※1 これは僕の個人的な考えである。

※2 大幸薬品正露丸にも、腸の動きに影響する木クレオソートとアセンヤクが入っているが(http://www.seirogan.co.jp/products/seirogan/)、ここでは腸の動きを整えるものとして考えて②の区分とした。他メーカーの正露丸には、腸の動きを止めるロートエキスが入っている製品もあり、正露丸のなかにも①よりのものもある。