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種類が多すぎてワケワカメな保湿剤。3つに分類すればスッキリするかも

皮膚疾患・肌ケアの薬

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肌の乾燥、かゆみの薬はこう分ける

肌の乾燥やかゆみを治す薬は数あれど、本質的には3つのタイプしかないのではないかと思う。3つだけ頭に入れておけば、ドラッグストアの棚の前で商品点数に圧倒されて、わけがわからなくなることもないのでは、とも。

 

保湿か、かゆみを直接抑えるか

3つとは「保湿するタイプ」と「かゆみを直接抑えるタイプ」と「混合タイプ」だ。

「保湿するタイプ」

尿素やヘパリン類似物質を主な成分として、肌にうるおいを与えることで間接的にかゆみを解消するのが狙い。「ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム」(尿素)や「HPクリーム」(ヘパリン類似物質)が保湿タイプの製品。

「かゆみ直接抑えるタイプ」

ヒスタミン作用のある「ジフェンヒドラミン」を含み、かゆみそのものを直接抑えることを重視している。「メンソレータムADクリーム」や「ムヒソフトGX」がこのタイプ。

「混合タイプ」

保湿効果のある尿素と、かゆみを直接抑えるジフェンヒドラミンの両方を併せ持つもの。「メンソレータムAD乳液」や「ケラチナミンコーワ乳液」が、これに該当。

この3つのタイプから、自分の症状にあっていそうなものを選ぶのがよいと思う。

 

不純物を取り除いて柔らかくした「白色ワセリンソフト」

ここで挙げた以外の保湿薬としては、ビタミン中心の「ユースキンA」、女性に人気の「白色ワセリン」や、「プロペトホーム」(処方薬のプロペトと同じ)などがある。白色ワセリンとプロペトホームの違いは、どちらも成分は同じで後者の方が不純物が少ないこと(※1)。

また、白色ワセリンよりも柔らかい「白色ワセリンソフト」という商品もある。なぜ柔らかいのか、お客に「添加物が入っているからですか?」と聞かれたことがある。柔らかさの理由は、不純物を取り除くことでソフトにしているから(※2)。添加物を気にしている女性は安心してほしい。

 

店員への質問は具体的に

お客のなかで多いのが「かゆみに効く薬をください」と漠然とした質問をする人。この言い方はあまりお勧めしない。「おまかせします」感がにじみ出ていると、店員が売りやすい(時には店にとって利益率の高い)商品を勧めてくる可能性が高くなる。今回紹介した予備知識を頭に入れたうえで、できるだけ具体的に質問・相談するほうがいいと思う。

ちゃんとした薬剤師・登録販売者は、ここに書いた内容より多くの知識を持っているはずなので、相談してみてほしい。一緒に考えてくれるはず。

 

※1プロペト®(日本薬局方 白色ワセリン)(よくある質問) | MARUISHI 医療関係者情報サイト

※2メーカー確認済み