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今日はブログを休みます。むかし、「ブラックジャックによろしく」という名作漫画がありました。主人公は大学病院に勤務する研修医で、患者の死と向き合う医療現場の苦悩と葛藤を描いた物語だった・・・と思います。たぶん。じつは学生時代に途中まで購入して読んでいたのですが、あまりに話が重すぎて精神的に耐え切れず途中から読まなくなってしまいました。たぶん、6巻くらいで挫折したと思います。いま思うとナイーブな話ですね。

でも、作者の佐藤秀峰さんの話はその後も耳に入ってきました。というのも、彼は報酬をめぐって出版社とトラブルになり、断絶状態になり、独立独歩でマンガを書き始めたのです。

出版社に頼らず生き残っていけるのか・・・と当時、出版関係者の誰もが、この才能あふれる漫画家の将来を案じた(もしくは、滅びてしまえとねたんだ)と思います。

彼のブログを見る限り、どうやら、うまくいっているようです。ときは電子書籍の時代。出版社がなくても、自分の作品を本にして世に出すことが出来ます。去年の電子書籍関連の売上は4000万円を超えたようです。

佐藤さんは、

「漫画家が生き残る方法は、出版社にしがみつくことだけではないと証明できたと思っています」

と語っています。そうですね。出版業界出身の僕が言うのもなんですけど、それでいいと思います。

そういえば、薬学部出身で「パラサイト・イヴ」などの小説で一世を風靡した瀬名秀明さんも、けっこう前に「編集者なんていらない」的な発言をして、出版社と手を切った記憶があります。学生時代は彼のファンでした。ロボット技術の先端を追った「ロボット21世紀」(2001年刊)は、ほんとうにおもしろかった。さいきんは、どうしているのでしょう?3年前に日本薬剤師会学術大会のパンフレットに演者として登壇すると書かれていたのが、僕の中の彼に関する最後の記憶です。