『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

女性に捧げるビタミンC原末の個人的おすすめ商品

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ぜんぜん科学的根拠はないよ!

最初に断っておくと、これから書くことは個人的な経験で、科学的な根拠は特にない。科学的根拠がないと、一部の人たちから、

「科学的じゃない」

とお叱りを受けそうだけど、ビタミンCを時々飲んでいる人には、ちょっと役立つかもしれないから書いておきたい。原末タイプ(粉状のもの)のビタミンCについて。

 

添加物が気になる人は原末タイプのビタミンC

ドラッグストアでビタミンCを買いに来た女性客に、「添加物のないタイプもありますよ」というと、ちょっと好評だということは以前書いた。

添加物を取りたくない方には、原末タイプのビタミンCをお勧めする。錠剤の商品は、固めたりカサを増やしたりするために、どうしても添加物を使ってしまう。でも、原末タイプであれば、そうした添加物を使わずに済む。女性は結構、気にする方がいる。「いやいや、ビタミンC自体が添加物じゃん」(※1)というツッコミは、どうぞこの場ではお控えください。

 

「錠剤」から「原末サイコー!」に転向しました

かくいう僕は、原末タイプではなく、錠剤タイプのビタミンCを長らく使っていた。さほど添加物を気にする性格でもない。錠剤の方が飲みやすい。自分の中で原末を買う理由はなかった。

ところが、あるとき、妻がたまたま飲んでいた原末を使って以来、すっかり「原末」派になってしまった。原末、サイコーだぜっ!!と声を大にして言いたい。

 

原末タイプの方が胃がラクだった

いつのころからか、僕は仕事をしていて、「あ、なんか風邪ひく一歩手前ぽいな」と感じた時は、風邪の予防としてすぐにビタミンCを飲んでいる。科学的なものではない。むしろビタミンCの風邪予防効果は、科学的には否定されている(たとえばコクランレビューがある※2)。だから、僕のなかでなんとなく効く気がしているだけ。一種のお守り代わりなのかもしれないけど、これで仕事のパフォーマンスが落ちなければ安いものだと思って使っている。

ただ、ビタミンCを摂るときに、常々ちょっと気になることがあった。会社から疲れて帰ってきて、「あ、ちょっと風邪ぽいな」と思って、夜寝る前に錠剤のビタミンCを飲む。すると、翌朝胃もたれが少しあるように感じるのだ。風邪ぽくて胃腸が弱っているだけじゃないの?と思うかもしれない。けれども、もう百回以上、様々な体のコンディション下でビタミンCを何年も飲み続けてきた僕の印象としては、やはり、寝る前にビタミンCの錠剤を飲むと、朝起きた時にちょっと胃が重い気がする。これが僕にとってタマにきずだった。

それが、あるとき原末タイプのビタミンにしたら、翌朝の胃もたれ感がなくなった・・・ような気がした。え?なんで?よくわかんない。でも、個人的にはそう感じた。どうせ気にせいだろうと思って何度か試してみたけど、やっぱり胃への負担が軽くなったような気がした。それから原末のほうが好きになった。

 

小林薬品工業VS岩城製薬。同じビタミンC原末でも使い勝手がちがう

で、ここからが本題。原末タイプのビタミンCにもいくつか種類がある。僕はいままで小林薬品工業のビタミンCと、岩城製薬のビタミンCを使ったことがある。コチラ↓

同じビタミンCでもこの2つは使い勝手がけっこう違う。僕がおすすめしたいのは、岩城製薬のビタミンC原末だ。

 

ちょっと値段は高いけど、お勧めしたいのは岩城のほう

小林薬品工業と岩城製薬のちがいを説明する。

小林薬品のビタミンC原末は、いたってふつうの「粉」といった感じ。備え付けの専用スプーンですくって、コップに入れ、水かお湯を注ぐ。お湯を注ぐとすぐに溶けるけど、水を注いだ場合は溶けきらないのでスプーンでかき混ぜないといけない。これがけっこう手間だったりする。

いっぽう、岩城製薬のビタミンC原末は、見た目からしてふわっとしていて溶けやすい。じっさい、水を注ぐと、すぐ溶ける。これはかなり便利だったりする。さらに、岩城製薬は、容器がプラスチックで軽い。小林薬品はビンなので重たく、旅行先などで使うには不向きだ。ぼくは海外に滞在したときは、岩城製薬のほうを持参した(絶対風邪を引きたくなかったので持って行った)。

岩城製薬の欠点は、粉があまりにフワフワしすぎているため、スプーンなしで容器から直接コップに粉を移そうとすると粉が飛散してしまうことだ。だから必ずスプーンがいる(専用スプーンがついている)。小林薬品は、それほど粉が軽くないので、スプーンを使わなくても移すことができる。

総合的に見て、自分にとって使いやすそうな方を選ぶといいと思う。

 

原末は安いですよ!

最後に値段。原末の方が錠剤よりも安い傾向があると思う。アマゾンでいくつか拾ってみたところ、価格はざっくりと以下の通りだった。

  • タケダのビタミンC錠(ビタミンBも入っている) 2500円/50日分
  • 米田薬品工業のビタミンC錠(ビタミンBも入っている) 1400円/50日分
  • 岩城製薬のビタミンC原末 2000円/100日分
  • 小林薬品のビタミンC原末 1800円/100日分
  • 皇漢堂のビタミンC原末 2800円/100日分
  • 皇漢堂のビタミンC錠(ビタミンBも入っている) 900円/約27日分

ビタミンCの錠剤タイプはビタミンBも入っているが、それを考慮したとしても、原末タイプとはかなりの値段差があることがわかる。ビタミンCをぼくは別にビタミンBは要らないので、より安価な原末でいい。

ちなみに岩城のビタミンCは500g(250日分!)パッケージだと4000円で超お得。ぼくはすでにこれを2箱購入している。

 

 

※1酸化防止剤として飲料水などに使われる

※2ビタミンCは普通の人には風邪予防の効果なし。ただし、かなり運動をしている人には効果があるかも、という結論Vitamin C for preventing and treating the common cold | Cochrane