機能性表示食品記事のその後
先日、「機能性表示食品が効くかって?それ薬剤師に聞いたら?」という記事を書いた。そしたら、薬剤師のkittenさんが、
「なんか、『やれ』って言われた気がしたので 私のブログでも(近日中に)やってみますね。w」
とコメントがきた。
いや・・・すいません・・・。
薬剤師さんにトリックは見破れるのか?
kittenさんは、ぼくの「機能性表示食品のことは薬剤師に聞けばいいんじゃない?」という放言を、実際に手を動かして検証してくださった。
ほんとに薬剤師が検証することは現実的なのか?と。
全5回の中期連載となった。
いくつかの機能性表示食品の論文を実際に目に通されたkittenさんの感想を、ぼくなりにまとめると以下の通り。
・それなりに時間がかかるので、薬剤師が片手間にやるには厳しそう
・悪質な企業に本気で不正をやられると、見つけられない
・個人による評価は、客観性を担保できない(論文の見方が個人によって変わる)
うーん、ごもっとも。
それはそれとして、ぼくはこの記事を読んで、薬局薬剤師がやる価値はあるとあらためて思った。
消費者は100%正確な情報を求めているわけじゃない。
メーカーの広告にはいいことばっか書いてある。いっぽうで新聞や雑誌では、「専門家からは疑問の声が」なんて書かれている。そんなとき、近所の薬局の薬剤師さんが、中立的で、しかも自分の状況にあったアドバイスをしてくれたら、それはありがたい。ぼくはひとりの消費者として、そう思うな。
参考になるブログを紹介します
幸い、kittenさんは今後も機会があれば機能性表示食品を検証してくださるそうだ。ありがとうございます。kittenさんだけではなく、ほかの薬剤師も、自分なりに検証してくれている。これはとても参考になる。
厚顔な自分もさすがに気が引けるからWikiサイトを作ってみた
さて、ぼくとしてはこうして検証してくださったことにとても感謝していて、自分だけ汗を流さないのは、いくら厚顔な自分でもさすがに気が引ける。なにかできないかとここ数日考えていた。
そういえば、kittenさんがこう書いていた。
私が、「こうなれば理想的」と思う構想を書いてみよう。 ようは、「機能性評価食品wiki」のような、ネット上の辞典があればよい。 今だって、知らないことはとりあえずwikipediaで見る人は多いだろう。 あれの、機能性評価食品版を作れないだろうか。
なるほど。じゃ、これにしよう。
というわけで、自分なりにアレンジして作ってみました。
「健康系食べ物&飲み物Wiki」。
kittenさんに、wikiに書き込むプレッシャーを与える気は毛頭ありません。ぼくなりの感謝です。でも、こういうのあったら便利だよね、フツーに。