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リアップがダメならプロペシアがあるじゃない

育毛

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「リアップ」に満足できない人は?

育毛薬「リアップ」を使い続けていても、効果をいまいち実感できない男性は、「フィナステリド」という薬を試してみてはどうか。

さいきん、以前よりお求めやすい価格になっている。

 

もうひとつの育毛薬「プロペシア

日本皮膚科学会ガイドライン(※1)では、男性の脱毛症(ここでは円形脱毛症などではなく、加齢による自然な脱毛のことを指します)に有用で強く勧められる薬は2つしかない。

ひとつは、ドラッグストアでお馴染みの「ミノキシジル」(商品名はリアップ)。毛の付け根にあって毛を成長させる「毛母細胞」を、間接的に増やす働きがある薬だ(※2)。

脱毛症に効くもうひとつの薬は、「フィナステリド」。代表的な商品名は「プロペシア」。こちらは、毛母細胞の増殖を邪魔する物質をつくらせない効果がある。

どちらも毛母細胞を通じて毛を成長させる薬だけど、細胞への働き方が異なるので、2つの薬は併用して使うことができる。

 

病院によって料金がちがう。よく調べよう

とはいえ、どちらもそこそこ値の張る薬。両方を使うには経済的負担が大きい。どちらかひとつで効果が得られれば、それにこしたことはない。

どちらがいいのか。両者の価格差に注目した場合は、次の注意点が挙げられると思う。

・リアップがドラッグストアで購入できるのに対して、フィナステリドは医師の処方せんが必要。そのため、薬代だけではなく、受診代等もかかる

・フィナステリドは公的保険の対象外なので、通常の処方薬のような3割負担が効かず、全額自己負担となる

実際は、いくらぐらいになるのか。

ネット上で病院の相場を見てみると、初診は1か月分の薬と合わせて1万円前後。

受診代は病院によって異なり、初診代を3000円くらいに設定しているところ、受診代を無料にしてるところ、2回目以降は1000円以下にしているところなど、料金体験はさまざまだ。

何度か受診して薬の副作用などが問題ないと判断されると、一度で90日分を処方する病院もある(つまり、受診代が浮く)。

病院を選ぶ際は、まずウェブサイトで料金設定を確認するとよさそうだ。

 

ジェネリックの登場で値崩れ

さて、ここで朗報。今年になって、このプロペシアの値段が下がっているらしい。

原因は、2015年の4月、プロペシアの特許が切れたため、同じ成分でより安い、いわゆるジェネリック医薬品が発売したためだ。

先月の「東洋経済」のクスリ特集(※3)によると、プロペシアの市場価格は長らく7500円(28日分)だった。ところが、ジェネリック品が5500円くらいの市場価格で登場したため、プロペシアの価格も引きずられる形で6月には6000円前後まで下がったそうだ。プロペシアには0.2mgと1gがある。東洋経済の記事では言及していないのだけど、市場では1mgが使われているのが通常みたいなので(※4)、たぶん記事は1gのことを指しているのだろう。

フィナステリドの価格競争が進めば、さらに値段は下がるかもしれない。

 

迷っている人は薬剤師に相談してみては?

ドラッグストアで販売しているリアップは、2か月分で6000円くらい、薬効成分が5倍の「リアップX5」は、1か月分で7000円くらいがぼくの知る相場だ。

フィナステリドとの価格差は以前よりも縮まっている。長期的に見たら病院でフィナステリドを処方してもらうほうが安くすむ可能性もあるかもしれない(病院を探して計算してみてね)。

リアップの効果に満足できない人は、薬剤師に相談して、リアップを続けるのか、やめるのか、やめて病院にかかるのか、アドバイスをもらうことをお勧めしたい。今回は価格について紹介したが、そのほかにも両者の違いは色々ある。

ついでに、自分の使用法が正しいかどうかも、薬剤師に確認してみては。誤った使い方をしながら「効果が実感できない」と話す人は多いのがぼくの印象。もったいないと思うよ。

 

 

※1https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372913421_2.pdf

※2正確に言えば、毛母細胞の増殖を促す成長因子を出させる

脱毛症 Q5 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)

※3東洋経済2015年7月18日号

※4複数の病院のウェブサイトを見て判断した