今日はブログを休みます。やや旧聞に属しますが、先月、一部の市販薬の「使用上の注意」の欄に注意すべき副作用が追加されました。「急性汎発性発疹性膿疱症」という症状です。
「プソイドエフェドリン」という、鼻づまりを治す成分に関連する副作用で、高熱や、赤くなった皮膚の上にぷつぷつができるのが特徴だそうです。
http://takeda-kenko.jp/medical/info/pdf/160421.pdf
プソイドエフェドリンに限らず、色々な薬によって引き起こされることが知られており、欧米では人口100万人当たり年間1~5人の発症だと推定されています。
原因となる薬を服用して数時間から数日以内に発症する場合と、1~2週間で発症する場合があり、薬を飲むことをやめれば、2週間ほどで発疹は軽快するそうです。
まれな副作用であるうえ、すぐに薬を止めれば大きな健康被害は生じないと思われます。ここで大切なのは、「そんな怖い薬飲めるかーっ」という恐怖心ではなくて、「薬を飲んでなにか異変があったら副作用を疑って薬剤師か医師に相談してみよう」という心構えだと思います。
詳しくはこちらをドーゾ↓
http://www.pmda.go.jp/files/000145283.pdf