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風邪なら「病院」か「ドラッグストア」か

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風邪で抗菌薬をもらう。もう、そろそろやめませんか?

風邪をひいて病院へ行って、抗菌薬(抗生物質)をもらう。

日本ではすごく一般的な光景だけど、「もうそういうのはヤメにしませんか?」というのが医療界の世界的な流れになっている。だって、風邪症状のほとんどに、抗菌薬はいらないから。ドラッグストアで風邪薬を買えば十分。なんなら、風邪薬も買わずに、家で栄養と睡眠とれば十分(風邪薬は風邪を治さないから)。

風邪の症状に抗菌薬を使うことがいかに問題か。一般向け医療情報サイト「メドレー」の記事が比較的わかりやすい。

medley.life

記事では、アメリカの学会の声明を紹介している。ざっくりいうと、風邪症状に抗菌薬を使うのは慎重になりましょう、という内容だ。意味ないし、むしろ副作用のほうが心配。日本の薬剤師もだいたい同じ考えだろう。

 

耐性菌の出現は世界的な問題

風邪に限らず、抗菌薬を安易につかいすぎることは世界的な問題になっている。耐性菌が増えているからだ。

www.afpbb.com

 厚労省も対策に乗り出している。

www.asahi.com

医療従事者もゲキおこである。

「だいたいウンコになる抗菌薬」にご用心→http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/anursing/kutsuna/201512/545029.html

 

昔から言われて、いまも変わらず・・・

風邪で病院へ行くな、なんて言わない。風邪だと思ったら重大な病気だった。なんてこともあるだろう。しかし、自分の経験上、明らかに風邪だとしたら、そこは律儀に病院へ行かなくてもいい。症状が辛くて、市販薬では効きそうもないときは、もちろん病院へ行ったほうがいい。ただ、抗菌薬をもらうためにわざわざ病院へ行こうとは考えない方がいい。

風邪に抗菌薬は必要か?という問題は、ずっと昔からいわれている。先日、20年も前の医療雑誌を読んでいてたら、同じような記事があった。いったいこの20年間、なにをしていたのか?

ぼくよくわからないんですが、抗菌薬の使う量を減らすって、そんなにむずかしいことなんでしょうか?