高級目薬がリニューアル!
1つ1000円以上する高級目薬の代表格、「サンテメディカル」に新商品が出た。その名も「サンテメディカル12」。従来の名前は「サンテメディカル10」だった。10から12になったみたい。
新商品が出たので、旧商品である「サンテメディカル10」は、発売元の参天製薬のウェブサイトでは小さな扱いになっていて、すでに有効成分量が記載されていない。サンテメディカル12は、特設サイトが儲けられている。でも、そのサイトでは、10から12に何がどう変わったのか、読んでもわからない。
というわけで成分を見比べてみた。
成分が2つ追加された裏で・・・
サンテメディカル12は、サンテメディカル10から新たな成分が2つ追加されている。
一つはコンドロイチン硫酸エステルナトリウム。角膜を保護・保水して、乾きによる目疲れを改善するというのがメーカーの説明だ。
もう一つは、硫酸亜鉛水和物。こちらは炎症を抑える成分。
なるほど、どうやらサンテメディカル12は、乾きと炎症に対する有効成分が追加されたみたいだ。よかったね。ん?あれ?ちょっとまって。
よくよく見ると、他の成分の量が変わっている。
まず、目の組織の代謝を促進して目疲れを改善する「L-アスパラギン酸カリウム」の濃度が、1.0%から0.5%に減っている。同じく目の組織の代謝を促すタウリンの濃度も1.0%から0.5%に減っている。さりげなく。
新商品=改良なのか?よくわからない問題
要するに、サンテメディカル12というのは、乾きと炎症の有効成分が2つ追加されたけど、目の組織の代謝を促す2つの有効成分の量は半減した商品みたいだ。
さて、これは「改良」なのだろうか?よくわからない。新商品なのに。おかしな話だ。気になる人は、店員に聞いてほしい。この新商品、前より良くなったんですか?と。