『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

昨年「ジャーナリズム・イノベーション・アワード」に参加された方へのお詫び。それから、アプリを世に出すハードルの高さについて

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お詫びします

昨日は日本ジャーナリスト教育センターが主催する、「ジャーナリズム・イノベーション・アワード」の開催日でした。過去2年連続で参加したぼくでしたが、今年は仕事でいけませんでした。

さて、今日、こうしてブログを書いているのは他でもありません。昨年、同イベントに参加して、ぼくのプレゼンを聞いてくれた方々にお詫びするためです(このブログをアップしたあとで、個々にお詫びメールを送らせていただきます)。

jcej.hatenablog.com

なにを謝っているのか、一応、説明します。

ぼくは昨年、このイベントで、自作のアプリをプレゼンしました。「ドラッグストアで使えるカメラアプリ」というものでした。

その際、

「アップストアに出したらご連絡しますので、差支えなければご連絡先をください」

とお伝えして、ご興味を持ってくださった方々からお名前とメアドを用紙にご記入いただきました。当時、アプリは完成済み。あとは、アップストアにアプリを公開する手続きを済ませるだけ、のはずでした。ところが・・・。

 

実名の制限

あれから1年、ぼくのアプリは未だアップストアにありません。個人情報をくださったみなさま、この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。本当に申し訳ありません。いただいた個人情報は粉々にして破棄いたしました。

なんで約を違(たが)えたのか。原因は、ぼくのアプリ開発の知識不足です。

あのイベントの後、ぼくはアプリをもっと楽しく使いやすくするために、数万円かけて、イラストレーターにイラストを追加発注したり、ランサーズでアプリ開発の経験がある方に依頼してSNSの拡散機能を実装したりしました。

ところが、いざ、アップストアに申請しようとしたところ、実名でなければ登録できないことを知りました。アップストアのアプリには「販売元」という項目があり、ここは誰もが見ることのできる公開情報になっています。アップル社の設けたルールでは、販売元は実名もしくは登記された法人名でなくてはいけないのです。以前は、実名でなくてもよかったそうです。が、今は、最初にクレジットカードを登録して、そのカードの名義と開発者が一致しないと、アップストアにアプリを出すことはできない仕組みなのです(これはアプリの有料・無料いずれも同じです。ぼくは無料でリリースするつもりでした)。

 

バージョンの変更

これは、匿名でブログを運営しているぼくにとっては致命的な制約でした。色んな書籍や、ネットの情報を漁いましたが、解決策は見つけられませんでした。そんなことをしている間に、時間だけが過ぎていきました。

夏ごろだったでしょうか、せっかく十何万円と膨大な時間を費やして作ったアプリをお蔵入りするのはもったいないと思い、自分以外の名義でアップすることにしました。アップル社に年間登録料を支払い、アカウントを作りました。ところが、いざ、申請する段階になり、そのころ自分はスマホを買い換えて、バージョンが変わったことで、かつて作ったアプリを自分のスマホで試せなくなっていることに気づきました。色々調べましたが、解決策がわかりませんでした。

結局、アプリはアップストアに申請しないまま、いまに至ります。

 

個人情報の用紙は粉々にして破棄いたしました

なさけない話です。言い訳にもなりません。作ったアプリは、アップストアに登録できないままです。ただ、ぼくのマックPCから、スマホに直接インストールすることはできます。今年のジャーナリズム・イノベーション・アワードでは、来場者にその場でこのアプリをご提供しようとも考えていました。が、仕事を抜けられず(デスクワークの方には理解しがたいかもしれませんが、ドラッグストアでは人の代わりがきかないのです)、それすらできませんでした。

メールアドレスをご記入くださった皆様方、本当に申し訳ありませんでした。改めてお詫び申し上げます。繰り返しになりますが、ご記入いただいた用紙は、個人情報として取扱い、粉々にして破棄いたしました。