『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

花粉症薬「アレジオン」と同じ成分の薬「アルガード」がややこしい

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アレジオンと同じ成分の薬がある

花粉症の薬としておなじみの「アレジオン20」。2月に入り、そろそろお世話になる人も出てきているかもしれない。辛いですなあ・・・。

 

アレジオン20は、医療用と同じ成分で、眠くなりにくく1日1回の服用が特徴の花粉症薬だ。発売は2015年12月(※1)。以前は「アレジオン10」という薬があり、薬剤師がいる時間じゃないとドラッグストアで買えなかった。いまは、「アレジオン10」から、2倍の成分が入った「アレジオン20」に切り替わり、しかも薬剤師が不在の時間でも購入できる(一部ではまだアレジオン10が売られている)。

ところで、こちらの薬をご存じだろうか。「アルガード持続性鼻炎シールド24hr」。「アルガード」は昔からある、鼻炎薬のブランドで、飲み薬のほかに目薬などもある。昔は「眼のかゆみには、アルガード♪」なんてCMもあった。

 

「アルガード持続性鼻炎シールド24h」と「アレジオン20」は、見た目はまったくちがう。しかし、この2つの薬の成分は、実は「エピナスチン」という全く同じものである。

 

値段で決めればいいんじゃない?

アルガードはカプセル、アレジオンは錠剤という違いこそあるが、薬としての成分の違いなく、基本的には価格を見てどちらを購入するか決めればいいと思う。

ちなみに、2017年2月3日現在、大手通販サイト「ケンコーコム」では、アルガードが1800円(税抜)、アレジオン20が1980円(税抜)で、共に12日分が販売されている。

市販薬を選ぶ時、見た目ではわからないことが多々ある。

ドラッグストアで購入する時、試しに「これと同じ成分で安い薬はありますか?」と聞いてみてはどうだろうか。

市販薬って、ややこいいですねえ。

 

 

※12015/12/1 ついに医療用と同量配合!(従来品の2倍)「アレジオン20」新発売 花粉飛散予測日から、この1錠 2015年12月1日新発売(ニュースリリース)/企業情報【エスエス製薬】