日本で唯一の処方を謳う「アリナミンEXプラスα」と「アリナミンEXプラス」の違い

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アリナミンの新商品が発売!

【第3類医薬品】アリナミンEXプラスα 180錠

【第3類医薬品】アリナミンEXプラスα 180錠

 

テレビCMで放送中の新商品「アリナミンEXプラスα(アルファ)」は、従来のアリナミンと何が違うのか。

アリナミンはいくつか種類があるが、メジャーどころ(錠剤)を挙げると次の3つがある。

・アリナミンA

・アリナミンEXプラス

・アリナミンEXゴールド

今回、2017年4月25日にアリナミンEXプラスαが発売した。

その名の通り、アリナミンEXプラスに”α”が加わったわけだが、このαは何を指すのか。結論から言うとビタミンB2だ。エネルギーの代謝をよくする成分である。市販薬のなかでは、皮膚の粘膜に効果的として紹介されることが多く、ニキビや肌荒れなどに使うビタミン剤(チョコラBBなど)に含まれることが多い。

新商品と従来品の違いはこれだけ。あとはアリナミンEXプラスと同じ。

 

「日本で唯一の処方」の意味

テレビCMでは、「日本で唯一の処方」とアピールしている。ここでいう「唯一の処方」とは、本製品に含まれる成分の組み合わせが他にないということだ。使われている成分ひとつひとつは、市販のビタミン剤ではよく使われているありふれたものだ。それらの組み合わせが、他の商品とは異なるという意味になる。

最近のドラッグストアでは、よくアリナミンEXプラスの隣に、プライベートブランドの商品を並べて置いていることがある。同じ成分で値段が安い、別メーカーの類似品だ。消費者としては「成分が同じで安いなら・・・」と、そちらの商品を手に取る。武田薬品(武田コンシューマーヘルスケア)にとっては、自社製品をダシにされた迷惑な話だ。

今回、アリナミンEXプラスにビタミンB2を加えたことで、そうした安価なビタミン剤と差別化を図ることができる。武田の本心はわからないけど、そうした販売戦略上の計算が働いていることは、ドラッグストアで勤務している人たちが想像するところであろうね。

 

意外と高い新商品

先述のアリナミンシリーズ3つは、

1965年 アリナミンAが発売

1993年 アリナミンEXが発売

2005年 アリナミンEXがアリナミンEXプラスに改良

2013年 アリナミンEXゴールドが発売

2017年 アリナミンEXプラスαが発売

という経過を辿っている(※1)。そのうち、アリナミンEXプラスは市場から姿を消すだろう。

アリナミンEXゴールドとアリナミンEXプラスαはどちらが良いの?という疑問については、成分的にいえば、疲労回復したいならアリナミンEXプラスα、辛い目・肩・腰・首筋の凝りならアリナミンEXゴールド、という使い分けが教科書的な説明になるだろう。アリナミンEXゴールドには、他のアリナミンにはない「葉酸」という成分が入っており、これが神経の機能維持に役立つと考えられている。

価格は、アマゾンではいまのところほぼ同価格である(※2)。

アリナミンEXプラスα60錠 20日分で2786円(税込)1日139円

アリナミンEXゴールド90錠 30日で4054円(税込) 1日135円

個人的には高いなという印象である。

 

 

※1メーカーウェブサイトにあるアリナミンの歴史より。アリナミン歴史ミュージアム|もっと知りたいアリナミン|アリナミン

※2 2017年5月25日現在、アマゾンではEXプラスαの120錠、180錠を扱っていない。ケンコーコムでは3容器とも扱っていたため計算したところ、120錠の場合で1日151円とアマゾンよりも割高であった。また60錠の単価はアマゾンよりも高額であった。