お知らせ

今日はブログを休みますが、ドラッグストアの専門誌「ダイヤモンド・ドラッグストア(9月号)」におもしろい記事があったので紹介します。

ダイヤモンド・ドラッグストア2017年9月15日号

ダイヤモンド・ドラッグストア2017年9月15日号

 

鈴木敏仁さんという、米国在住の流通コンサルタントの「アメリカ・ウォッチ」という連載記事です。

記事によると、今年5月に米国アマゾンが調剤事業参入を計画している噂が流れたそうです。米国の服薬指導は対面を必須とせず、電話でOK。そのため、調剤薬を郵送するメールオーダーが広く利用されている。なので、アマゾンとの相性もいいというわけです。

近年のアマゾンといえば、クラウドサービスの「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」が大成功し、いまや同社の稼ぎ頭で、日本国内でも売上は1兆円を超えています。アメリカでは公的機関の「メディケア・メディケイド・サービスセンター」のサイトがAWSを使っていて、そこで膨大な医療情報のシステムを開発しているそうです。

「アマゾンはIT企業だということがよくわかる事例だろう。」

と鈴木さん。

ググってみると、今年の5月ごろに米国フォーブスが「アマゾンが調剤事業に乗り出す理由」という記事を出していました。他にもアマゾンと調剤事業(pharmacy business)に関する記事がいくつか見つかり、米国ではたしかにそういう話があるようです。

www.forbes.com

さて、鈴木さんが非常に納得できる見方を披露していたので引用します。

「日本人のほとんどはアマゾンのコアコンピタンスは物販と物流だと考えている。<省略>アマゾンのドメインはテクノロジーと莫大な量のデータにあり、これを核にしながら多角化を図っていると考えるべきで、そう考えるとアマゾンの戦略性がはっきりと理解できるのだ。調剤事業参入は時間の問題なのだが<省略>俎上に上げるべきは『いつ』ではなく『どうやって』なのだ」

ちなみに最近のフォーブスでは、調剤事業への参入障壁が高いことから、

「CVSのCEOは、アマゾンの調剤事業参入に懐疑的である」

と報じる記事もあって、米国ではまだ噂の的のようです。

余談ですが、インタビューで質問されたからとはいえチェーンドラッグストアのCVSが、他社の事業戦略に言及するなんて、ちょっと日本では考えにくいですね。日本の企業トップに質問しても「他社さんのことはちょっと・・・」「(話しても)記事にはしないでください」と躱されるのが関の山、というのが僕の経験です。

www.forbes.com

鈴木さんのサイトはこちらをどうぞ。

www.retailweb.net