ドラッグストアとジャーナリズム

自分に合った市販薬を選びませんか?

咳の風邪に効くとアピールするパブロンメディカルCの成分

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新発売の風邪薬「パブロンメディカル」シリーズを紹介する第三弾ね。

 

「パブロンメディカルC」の特長は?

新発売した「パブロンメディカルC」は、なかなかおもしろい薬だ。従来の風邪薬で「喉の痛み」に着目した商品は多かった。しかし「咳」によく効くと銘打った風邪薬を、ぼくは今まで見たことがない。珍しい。

成分を見てみる。 

パブロンメディカルC(1回分)

咳に効く成分:ジヒドロコデインリン酸塩 8mg、dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20mg、グアイフェネシン 60mg、キキョウ乾燥エキス末 53.3mg[キキョウ266.7mgに相当] 、オウヒ乾燥エキス 24mg[オウヒ400mgに相当]

熱に効く成分:イブプロフェン 150mg

鼻に効く成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg

その他の成分:リボフラビン(ビタミンB2) 4mg

 

生薬入りの風邪薬 

多くの市販薬では、咳止め成分というのはジヒドロコデインとメチルエフェドリンの組み合わせである。そこに、グアイフェネシン、キキョウ、オウヒが追加されているのがパブロンメディカルCの特長。

ところが、これに良く似た商品がある。前回取り上げたパブロンメディカルTだ。

成分はこちら。

喉に効く成分:アンブロキソール塩酸塩 15mg、L-カルボシステイン 250mg、ジヒドロコデインリン酸塩 8mg dl-メチルエフェドリン塩酸塩 20mg

熱に効く成分:イブプロフェン 150mg

鼻に効く成分:クロルフェニラミンマレイン酸塩 2.5mg

その他の成分:リボフラビン(ビタミンB2) 4mg

 

パブロンメディカルCとTのちがい

じつはパブロンメディカルのCとTはかなり似ている。喉に効く成分の中だけがちがう。しかも、喉の粘膜を潤したりする成分の種類がちがうだけ。具体的には、

パブロンメディカルC:グアイフェネシン、キキョウ乾燥エキス末、オウヒ乾燥エキス 

パブロンメディカルT:アンブロキソール塩酸塩、L-カルボシステイン

といった具合だ。

どちらが優れているという科学的データはない。パブロンの発売元の大正製薬は、Cのほうが咳に効くと本気で考えているのだろうか。それとも「咳に効く風邪薬」というフレコミをしたかっただけなのだろうか。

モヤモヤするが新規性のある風邪薬ではある。咳が気になる風邪の人は、ドラッグストアの薬剤師に「この薬ってどうですか?」と聞いてほしい。