『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

お知らせ

今日はブログを休みますが、ひとつ記事を紹介します。「緊急避妊薬のOTC化、圧倒的世論を受けてもやはり不可」という記事です。”OTC化”とは、病院で出される薬が、町のドラッグストアで医師の処方せん無しで購入できるようになることを指します。つまり、OTC化=市販薬化です。

記事は、緊急避妊薬の市販薬化をめぐる行政の動きを追っています。生活者からは市販化の要望が多いのに、医師や薬剤師たち業界団体の代表者たちが反対という構図です。

これを国民の要望に業界団体が反対していると見るのは一面的にすぎます。同じ業界団体でも、ドラッグストアの業界団体は”賛成”をしています。生活者の利益になるという建前もあるでしょうが、業界団体として賛成する理由は当然市販化されれば自分たちの利益になるからです。逆に、医師や薬剤師たちが市販化に反対している理由は、一般市民がほいほいとドラッグストアで購入できる状況が患者本人の利益になるのだろうかという意見です。

その一方で、若年者の性教育に長年携わっている北村邦夫さんという産婦人科医は市販化に”賛成”の立場です。

色々な意見のある複雑な議論ですが、身近で大切な問題といえます。

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