首にぴょろぴょろした小さなイボができることがあります。その多くはアクロコルドンと呼ばれる、人には感染しないイボです。ドラッグストアでは時々お客から質問される症状ですが、アクロコルドン用のお薬はないので、病院への受診をお勧めしています。
実は私の首にもいくつかありまして、ちょっと気になって今週、皮膚科で取ってもらいました。
皮膚科で先生に「首のイボをとりたいんです」というと、はいはい、という慣れた感じでイボを見て、これはなんとかだね~といいながら、液体窒素を用意してそこに棒を浸したのちにイボに押し付けます。
ジュッという音と共に、ピリっとした痛みが一瞬走ります。治療したところは赤くなります。これを何か所かに行います。ものの1分で終わります。
値段は「いぼ等冷却凝固法(3箇所以上)」という名前で2100円。3割負担なので630円。診察料(初診)などがかかって、諸々1500円~2000円(3割負担)で済みます。
このアクロコルドンを取るときのコツは、皮膚科を受診する際の「ついで」がお勧めです。私も実は今回、別の皮膚の症状が気になって受診しまして、その「ついで」でイボを取ってもらいました。なので、診察に630円追加料金を払うだけで首のイボを除去してもらえるのです。
アクロコルドンは一般的に首によくできます。今日の皮膚科医曰く、
「首に服がこすれたり、髭剃りの刺激とか、ネックレスとか、皮膚への刺激で出来やすくなりますよ」
とのこと。本当でしょうか?そのような疫学データは見たことがないのだけれど、顔などにはできにくく首にできやすいというのも、考えてみればまたフシギで、「皮膚への刺激が原因」というのは一理あるともいえそうです。