ドラッグストアとジャーナリズム

自分に合った市販薬を選びませんか?

薬を買う常識がひっくり返る2つの出来事 「Uber宅配」と「零売」【2021/2/1~2/5のニュース】

ローソンが2月4日からUber Eats と市販薬のデリバリーサービスを始めました。

Uber Eatsでは国内初となる医薬品のお届けを開始|ローソン公式サイト

リリースから引きます。

新たに日本のUber Eatsでは初めてOTC医薬品の取り扱いを開始します。今後も順次、導入店舗の拡大を行ってまいります。

今回の取り扱い商品は、風邪薬や目薬、胃腸薬など第2類医薬品と第3類医薬品の49種類です。専用アプリから取り扱い店舗、ご希望の医薬品を選択すると、必要な説明事項が表示され、確認ボタンのタッチを行って頂く事でご注文が可能になります。店舗では商品を医薬品専用の袋に入れ、登録販売者が確認の上配達員にお渡しします。店舗の医薬品販売時間内での取り扱いとなります。

とのこと。今をときめくUber Eatsもいよいよ市販薬をお届けするようになります。

需要はあると思います。鎮痛薬とか胃腸薬とか、ちょっとした時にすぐ欲しいことがありますよね。ましてや今はコロナ。正直、感染しても症状が軽度であればほとんどの場合でアセトアミノフェンやそのほか風邪に使われるような(抗菌薬以外の)対症療法薬しか医師からも処方されないと思いますから、つまり市販薬でいいってことになります。私の周辺ではタイレノールを買う人がまた増えてきました。

一昔前、ある人から「日用品の中には、すぐに欲しいものがある。そういうものは消費者はアマゾンなどでは買わずに店で買うと言われる。これは本当だろうか。商品到着に2日かかるならそうかもしれない。でもそれが、5時間後だったら?2時間後だったら?30分後だったら?あらゆる常識が変わるだろう」というようなことを聞いて、その通りだなと思いました。今回のUber の市販薬はそれを地でいくサービスだと思います。こうやって常識が変わっていくんだろうなと。

それから、ローソンのアプリでは薬の注文時には年齢や性別、それから質問はありませんか?などの項目があります。これ、ある意味では有象無象のサイトやお店で買うよりも丁寧と言えるのではないでしょうか。実際の店舗であれば、店員からもっと積極的に色々話を聞くことができますが、まあ、それも店員によりますよね。そもそも市販薬の資格を持たないパート・アルバイトスタッフがお会計しているところが多いわけですし。

 

もう一つ常識が変わることを紹介します。来週2月8日、西国分寺駅内に「零売薬局」がオープンします。零売薬局とは医師の処方箋なしで病院の薬が買える薬局のことです。すごいでしょ。

処方箋なしで病院の薬が買えるセルフケア薬局グループ、大阪に3拠点展開。|SD C株式会社のプレスリリース

どういう仕組みになっているのかは、専門的な話になりますので省略しますが、とにかくこの零売薬局が駅ナカにできるというのがすごいです。つい5〜6年前まで、零売薬局は、薬剤師業界でも「アングラ」な扱いだったと思うんですね。有用だけど表立ってはやりにくい、という意味で。それが駅ナカで、しかも東京で、中央線の駅でオープンするのですから、これもまた常識がひっくり返った一例だと思います。

 

では今週はこのへんで。