皮膚疾患・肌ケアの薬
「リンデロンVs プレミアム」が8月22日に発売しました。ストロングランクの「リンデロンVs」に、3成分が追加配合された新商品です。虫刺されや湿疹などに使います。 https://www.shionogi-hc.co.jp/content/dam/shc/jp/news/2024/08/20240822.pdf 新たに…
「アレジオン眼瞼クリーム」という薬が先週発売されました。といっても、市販薬ではありません。病院で処方される医療用医薬品です。アレジオン眼瞼クリームは、アレルギー薬として有名なアレジオンの、「塗る」タイプの新薬です。アレルギー性結膜炎の治療…
大正製薬が湿疹薬「クリニラボ メディロイドVS軟膏」を4/18発売します。注目はその成分。市販薬としては最も高いステロイドランクの「ベタメタゾン吉草酸エステル」を用いています。 今後日本でセルフケアが進むと、ストロングランクの製品は少しずつ増える…
オデキの薬「オデキュアEX」が4月5日に発売しました。膿んで痛いオデキに使う、クリーム状の薬です。 https://www.ikedamohando.co.jp/pdf/20220405.pdf 膿んだ状態に使うので抗菌成分スルファジアジンと、それにジフェンヒドラミンサリチル酸という炎症を…
OTCで初となる、ストロングランクのローション「リンデロン Vs ローション」が3月14日に発売しました。単剤・ストロング・ローションは、従来の類似品にはなかったものです。 https://www.shionogi-hc.co.jp/content/dam/shc/jp/news/2022/03/20220314_RD…
今週は油沼さんに漫画を作っていただきました。下記のツイートで、RT1000していただきました。ありがとうございます。油沼さんの画力が高いのでさらっと作られているように見えると思いますが、表現方法を巡って色々お話して、時間を割いた上での作品です。…
今週のニュース。2つの新商品があります。 1つ目は池田模範堂からハウスダストなどによるかゆみの薬「ムヒダストメル」。4月5日に発売した塗り薬です。面白いのは、ユーカリ油を有効成分として使っていることです。 今年の1月に日経新聞でも取り上げら…
病院の薬としておなじみのブランド「リンデロン」が市販薬に登場しました。シオノギヘルスケアが2月16日に発売した「リンデロンVs」です。ただ、病院で処方されるリンデロンVGとは成分が異なりますので、混同しないように少し注意が必要です。 リンデロン…
note「落ちたことにすら気づかない、虫除けスプレーの意外な落とし穴」について、専門家向けに補足情報を書きます。一般の方々が読むと誤読の恐れがありますので、申し訳ありませんがご遠慮くださいませ。 まず、動画についてです。この動画を見る際のいくつ…
noteで書いた「その虫除け薬の使い方では、己の血を守ることなどできやしない」の補足情報。資格者向けなので、専門用語は特に説明しません。また、わたしは蚊の専門家ではないので、あくまで個人の感想であることをご了承ください。 まず、蚊には2つの胃袋…
8月に入った。梅雨が明け、夏が来る。蚊も来る。 <イカリジン>という言葉を、わたしが初めて聞いたのはいつだったか。そう昔のことではない。初めて聞いた時に、頭をよぎったのは港の錨(イカリ)か、海のイカだったと思う。実際は全然関係がなかった。虫…
「キンカン ノアール」という薬をご存知でしょうか。こちらです。なんだかかっこいいですね。 【第2類医薬品】キンカン ノアール 20mL 発売日: 2020/03/06 メディア: ヘルスケア&ケア用品 これ、実はあの昔からお馴染みの虫さされ薬「キンカン」なんです。…
青あざを治す薬を選ぶポイントを紹介します 「体ぶつけちゃって、青あざを治せる薬があるって聞いたんですけど・・・ 」というお客が時々いる。そんな薬ないでしょ、と思いきや、あるんです。2018年3月に小林製薬が発売した「アットノン アオキュア」(…
先日紹介した青あざを消す薬のアオキュアですが、これは成分が非常に珍しいんですね。 ポリエチレンスルホン酸ナトリウム:血行促進 ニコチン酸ベンジルエステル: 吸収促進作用があり、ポリエチレンスルホン酸ナトリウムの働きを高める どちらも馴染みのな…
ここ1年ほどで小林製薬から「キュア」と名の付く商品が次から次へと登場しました。買おうと思っても「えーっとたしか・・・キュアのつく・・なんだっけ?」となってしまいませんか!ちょっと整理しておきたいと思います。 薬効の説明はあくまでもメーカーに…
だそうです。女子大生の協力を経て、かなりかわいい見た目になっています。グラデーションがいいですね。薬の中身は変わってません。めちゃくちゃ小さいので携帯するには便利です。 www.nikkei.com 【第3類医薬品】ポケムヒS 15mL 出版社/メーカー: 池田模範…
傷あとを治す・・・かどうかはわからないけど、傷あとが気になる人向けの市販薬はいくつかあります。なかでもメジャーなのか、アットノンとアトキュア。両者の違いをサクッと紹介します。 【第2類医薬品】アットノンEX クリーム 15g 出版社/メーカー: 小林製…
あせもの薬として昔からあるのが「タクトホワイトL」。塗ると白くなるんですよね。そこで昨日15日発売したのが「タクトL」。白残りがしにくいそうです。今度、使ってみたいと思います。 ニュースリリース | 薬と健康を見つめる製薬会社 佐藤製薬株式会社…
首にぴょろぴょろした小さなイボができることがあります。その多くはアクロコルドンと呼ばれる、人には感染しないイボです。ドラッグストアでは時々お客から質問される症状ですが、アクロコルドン用のお薬はないので、病院への受診をお勧めしています。 実は…
頭皮のかゆみ、かぶれ、しっしんを治す塗り薬「ムヒHD」がリニューアルして、しみにくい「ムヒHDm」が4月3日から発売されることになりました。 【指定第2類医薬品】ムヒHD 30mL ※セルフメディケーション税制対象商品 出版社/メーカー: 池田模範堂 発…
体や汗の匂いお防ぐ「ピロエース石鹸」が2018年3月にリニューアルされました。ピロユーザー以外は気付いてないでしょうが、実はピロエース石鹸は昨年8月から出荷停止されていました。半年以上も供給が停止されるというのは、ちょっと異常事態ですよね…
イボには加齢に伴うイボと、ウイルス性のイボがあると昨日書きました。ウイルス性のイボの犯人は「HPV(ヒト・パピローマ・ウイルス)」といいます。そう、最近子宮頚がんワクチン問題で世間を騒がせているあのHPVです。 実はHPVにはいくつもの種類があり、…
効かないのに、あたかも効くかのように宣伝していた―――。クラシエの市販薬「ヨクイニン」の広告に問題があったことを2月20日付の毎日新聞が報じています。 ウイルス感染が原因で起きるいぼにしか効果が望めない市販の服用薬の広告に、加齢によるいぼに効…
ネットで知名度高い保湿の薬を比較する 先月書いた「『ヘパリン類似物質』の市販薬と上手く付き合う4つのポイント」という記事がそこそこ読まれたようなので、続きを書こうと思う。 保湿成分のヘパリン類似物質を含む市販薬はたくさんある。「saiki」「HPク…
ついに薬にも”ボタニカル”が登場。使用感を比較しよう 乾燥肌のかゆみや湿疹などに使う塗り薬「メンソレータムADボタニカル」が発売しました。 通常品の「メンソレータムADクリーム」と比べながら、ボタニカルの特徴を見ていきます。 ボタニカルの2つの特徴…
シートタイプのかゆみ止め薬が登場! 【第3類医薬品】メソッド シート 10枚 出版社/メーカー: ライオン 発売日: 2017/03/01 メディア: ヘルスケア&ケア用品 この商品を含むブログを見る 一風変わったかゆみ止めの薬「メソッドシート」が今年2017年3月に…
粉瘤で1か月以上かけて4回通院 ぼくは背中に粉瘤ができた。そのときの経験を紹介する。 粉瘤を治すために、ぼくは5週間かけて4回通院した。もう、ほんと勘弁してほしい。かかった費用は、1万6000円くらい。もっと早めに受診していれば、通院も2回…
丸いコブの正体は・・・ コブのような、おできのような、謎のデキモノがある。痛みはない。時間をかけて、だんだん大きくなっていくようなら注意が必要だ。それは「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれるものかもしれない。市販薬では絶対、治せない。治そうとする…
添加物で柔らかくしている? 女性が好んで使う保湿薬「白色ワセリン」のひとつに、「白色ワセリンソフト」という名の商品がある。 【第3類医薬品】白色ワセリン ソフト 60g 出版社/メーカー: 健栄製薬 発売日: 2004/09/01 メディア: ヘルスケア&ケア用品 ク…
確信犯か、偶然か。おもしろネーミング 正月なので、気楽な話を。 冗談なのか、大真面目なのか。偶然なのか、必然なのか。 市販薬のネーミングには、初見、思わず笑ってしまうものがいくつかある。 たとえば、頭痛薬でお馴染みの「イブA」。 【指定第2類医…