『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

整腸薬「ザ・ガード」がとんでもない名前になってリニューアル

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整腸薬の「ザ・ガード」がリニューアルです

 

整腸薬の「ザ・ガード・コーワ」が、2017年4月11日にリニューアルした。「ザ・ガード・コーワ整腸錠PC」改め、「ザ・ガード・コーワ整腸錠PCα3+(アルファ・スリー・プラス)」。もう一度言います。

「ざがーどこーわせいちょうじょうぴーしーあるふぁすりーぷらす」。舌嚙むわ。で、何が変わったのか。

 

ビフィズス菌・制酸剤・ボトル変更・・・

変更点は3つある(※1)。

その1。ビフィズス菌をプラスした。従来品は2種類(納豆菌と乳酸菌)の大腸菌を含んでいたが、新商品は3種類が配合された薬になった。ビフィズス菌と乳酸菌は別の菌(※2)。ぼくの知る限り3種類の菌を使っている整腸薬は珍しい(3種類の乳酸菌を含む薬や、納豆菌と乳酸菌の2種類を含む薬はあるけど)。

その2.制酸剤が強化された。炭酸マグシウムから水酸化マグネシウムに変更された(量は同じ)。メーカーによれば、これで酸を抑える力が強くなり、より乳酸菌が腸に生きたまま届きやすくなったという。ほんとかどうかはわからないけれど。理屈上は。

その3.ボトルがビンからプラスチックに。軽くなった。これはうれしい。

全体として改良されたことは間違いない。価格も、アマゾンで見ると従来品と新商品も4212円で同一(用量は従来品が10錠多いだけ。現在アマゾンでは550錠入りの大瓶のみ発売)。お値段据え置きで内容が改良されたといえる。ただ、新商品なので値崩れされていないので今はまだ値段が高い。けど、そのうち下がってくるでしょうね。従来品はすでに製造終了となっている。

 

類似品との差別化を図るため?

ところで、「ザ・ガード」といえば、類似品がたくさんあると、以前書いた。

上の記事では、ザ・ガードよりも類似品のほうがなんとなく成分が充実していると書いた。今回、ザ・ガードがパワーアップしたことで、類似品とは甲乙つけがたい感じになっている。ここらへんも、メーカーの戦略かもしれない。

新しくなったザ・ガードは効くのか?店頭で薬剤師・登録販売者に聞いてほしい。

 

※1ニュースリリースよりhttp://www.kowa.co.jp/news/2017/press170411.pdf

※2ビフィズス菌を乳酸菌のひとつとして表現することもあるようだが、ここでは別物と考える

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