風邪薬のナンバーワンメーカーはどこかといえば、おそらく大正製薬でしょう。大正製薬が発売する風邪薬の「パブロン」はほとんどの人がその名を知っていると思います。実際、風邪薬の市場に占めるシェアも相当なもののようです。先日のこの記事から再度引用します。
購入個数ランキングを見ると、
1位「小児用リココデS液 30ml」
2位「パブロンゴールドA 微粒 44包」
3位「新小児ジキニンシロップ24ml」
4位「新ルルA錠s 100錠」
5位「パブロンSゴールド W錠 30錠」
さらに6位「パブロンSα錠 130錠」、7位「パブロンSゴールド W錠 60錠」、10位「パブロンゴールドA錠 210錠」でトップ10のうち半分が大正製薬です。
ただ2位の「パブロンゴールドA 微粒44包」は、本当に風邪薬として使用されているのか怪しいのです。パブロンは人気ブランドです。でも、微粒が一番売れているのは不思議ではありませんか。一般的には微粒よりも錠剤の方が家庭薬として普及していませんか?錠剤よりも飲みにくい微粒が上位にくることに違和感がありませんか?
パブロンの微粒は実は中国の方に大変人気で、インバウンド需要の高いドラッグストアでは非常に売れます。2位になってもおかしくはないかもしれません。ですが、もう一つ別の可能性が考えられます。それはパブロンの依存性です。パブロンを大量に飲むと気持ち良くなるという人たちがいるのです。トリップするのだそうです。もちろん危険なのでやらないでください。
ドラッグやマジックマッシュルームが危険と言われる中で、市販薬にもまた危険が潜んでいます。これが今の日本の市販薬市場です。
産業薬剤師さんの、このツイートを紹介します。なにこれ。ひどい話です。
「パブロン」で検索すると公式→アマゾン→価格ドットコムの次にパブロンでトリップする話の記事がヒットするのはおかしいだろうよ。
— 産業薬剤師 (@indus_pharm) 2018年1月25日
そんなにお薬でキメたいユーザーが多いの?これがユーザーフレンドリーなん?