『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

睡眠時無呼吸症候群の疑いで入院してみた話①

睡眠科は中年男性でいっぱいだった!

えー、昨日の続きです。いまこれ、病室で書いてます。

先月睡眠外来に行きまして、あれよあれよという間に一泊の検査入院となり本日がその日となりました。午後3時半ごろ病院へ行きましてまずは入院手続き。

睡眠科の受付に足を踏み入れた瞬間、思わずたじろいでしまいました。待合室一面が、おじさんたちで溢れているのです。あっちもおじさん、こっちもおじさん。実に9割が男性。平均年齢は五十代といったところ。世の中に睡眠に悩む中年男性がこんなにいるなんて想像もしませんでした。

検査、検査、また検査

今日はCTの検査からスタートしました。前回あれだけ検査したのに、また検査です。「アゴの画像を取りますからね。合図したら息を止めてツバも飲み込まないでくださいね〜」と言われて緊張しながら横になり、そのまま数分で終了です。

続いて宿泊する病室に案内されました。部屋は東横インのような低価格ビジネスホテルをちょっと広くした感じです。ユニットバスがついてます。ベッドの上にはカメラがあります。女性のスタッフが「睡眠時の状態をこれでかくにんさせていただきます。また、就寝の準備ができたかどうかなども時々確認しますのでご了承ください」と言いました。どうやら完全監視の一夜になるようです。変な事はできません。

不安げな私の前に、女性は問診票を取り出して差し出しました。問診票による再びの質問攻めです。前回のピッツバーグとJESSをまた受けたほか、胃食道逆流症を調べるFSDGや、おしっこの出具合を調べる尿路下部アンケートなど追加で25項目に回答しました。途中で女性が次回の診察の予定を聞いてきました。また受診かと思うとちょっと気持ちが落ち込みます。

それから別室に呼ばれまして「鼻の形と鼻の通りを調べますね」と言ってチューブを鼻に当てられました。座って状態と仰向けに寝た状態の2パターンです。最後に女医さんがやってきて「体調に問題ありませんか?ないですか。じゃ、頑張ってください」とさっぱりとしたエールを送り出て行きました。

全身にコードを張り巡らして・・・

ここで2時間ほど空き時間ができたので、外出することにしました。部屋を出ると院内でCPAPの張り紙が目に留まりました。長い付き合いになるのかなあと、また少し不安になりました。

食事を終えて戻ると、先程とは別の女性のスタッフが「ではセンサーを取り付けますので、シャワーを浴びて寝間着に着替えてお待ちください」と言いました。いよいよです。シャワーを済ませ、外出時に買った野菜ジュースを飲みながら待つ事30分。

今度は二人の女性が入室してきました。持参した装置にはたくさんのコードがありました。それらを一つ一つ、私の体につけていきます。両足、お腹、首、耳、鼻、頭…。利き腕とは反対の腕には前回自宅で測定した簡易装置が指先につけられました。お腹には睡眠時の腹部の動きをみるというベルトを装着しました。そして顔につけたコードを固定するためにネットを上から被せて完了。全身二十個近いコードに繋がれました。

希望就寝時間を聞かれたので10時半と伝えました。時間になったらまた来ますと言って女性たちは部屋を出ました。

いま、病室に一人です。

今日の報告はここまでです。皆さん、おやすみなさい。