ちょっと、というか全然油断をしていたんですが、タウリンを難病に使うそうです。
タウリンというのはリポビタンDに使われている成分です。
このタウリンの医療用製品がミトコンドリア脳筋症・乳酸アシドーシス・脳卒中様発作症候群(MELAS)という難病に使えるようになるそうです。MELASは大変珍しい病気で、脳卒中のような発作が度々起こる難病。その脳卒中様発作をタウリンが抑えてくれるようです。
えー、ほんとうかよ、製薬メーカーが儲けようとしているだけじゃないの?と思う方もいるかもしれません。しかし、どうやらそうではないようです。日本神経学会が要望し、厚生労働省の会議で揉んで、厚労省から製薬メーカーに「珍しい病気だからあまり使われることはないんだけど、他に治療法がないから頑張って使えるようにして」と依頼をしたというのが今回の経緯のようです。
医師主導治験が発端の様です。私は医師主導治験というものの大変さを、実際に行った医師から以前聞いたことがあるので、関係者たちが頑張ったんだなあという素直な感想です。
リポビタンDが難病に効くわけではありません。お間違えなきよう。詳しくは大正製薬のプレスリリースをどうぞ。