『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

2019年のご挨拶とイベント&記事のお知らせ~「市販薬」という無関心領域問題~

2019年最初のブログ更新です。

今年は仕事で大変なことが色々起こりそうな予感ではありますが・・・ブログも頑張って更新しますので、どうぞよろしくお願いします。

さて、早速ですが、今月私が参加するイベントのご案内です。

peatix.com

NHKディレクターの市川衛さんという方が主催する「メディカルジャーナリズム勉強会」という集まりに呼んでいただきました。

「SNS時代の市販薬情報」をテーマに話します。医療健康情報に関心のある方ならどなたでも参加が可能。当初は定員50名だったのですが、ご好評につき60名まで増枠し、あと4席だけ残っています。ありがたいです・・・。

 

市販薬は生活者にとって最も身近な薬です。でも、医療従事者にとって無関心な領域となっているのが現状です。

最近はそれに危機感を持つ医師も出てきました。

関西に住むベテラン内科医の平憲二(ヒラ ケンジ)さんは、市販薬と写真の成分が掲載された『クスリの早見帖』を作りました。紹介記事を読売新聞から引きます。

同社の社長である平憲二さんは内科医。市販薬は種類が多く、似た商品名でも成分が違う。患者が服用した薬が正確に分からないため、表れている症状が病気か薬の副作用か診断できないケースもある。そこで、薬を名前だけでなく、パッケージを写真入りで紹介し、有効成分も分かる早見帖を2014年に創刊。これまでに計5冊発行した。毎回、約8400の医療機関に配布している。6冊目となる今回の18年版は、「薬の飲み過ぎへの注意喚起」をテーマに、風邪薬や解熱剤など120品目を掲載する予定。平さんは「医師が短時間で正確に診断するために役立ててほしい」としている。

yomidr.yomiuri.co.jp

医療機関へ配布しているというのがすばらしいと思います。実は平さんも今回のイベントに参加してお話いただきます。しかも、参加者全員に早見帖をお配りいただけるそうです。

さらに、私たち2人の話のあとには、ハフポストやバズフィードに寄稿されている薬剤師の高橋秀和さんもお招きしてのディスカッション&質疑応答も予定しています。

平さんも高橋さんも関西から来ていただけるという大変貴重なイベントになっています。ぜひご参加ください。

 

それからもう一つ、このイベントに先立ち、市川さんが私を取材してくださりました。コチラです。

news.yahoo.co.jp

ヤフートピックにも選ばれたようで、先日はヤフー個人の総合部門でアクセス2位、転載されたBLOGOSでもライフ部門でアクセス1位になっていました。

叱咤も激励も合せて市販薬に少しでも関心が集まると嬉しいです。

 

市販薬情報にはこうした一定のニーズがあるにもかかわらず、普段はなぜかくも無関心な領域なのか。イベント当日は情報を発信する側の構造的な問題についてお話したいと思います。

のっけから宣伝になってしまい申し訳ありませんが、本年もどうぞよろしくお願いします。