今週はもりだくさんでした。まず、今年初めの勉強会でご一緒させていただいた医師の平さんのクラウドファンディングが見事成立。 市販薬という、医療業界ではどうしても傍流にみなされがちの分野で、同業者の支持を得て資金をかき集めるその手腕。実際のお人柄も気さくだし、バランス感覚もしっかりあるし、言う時は言うし、素敵な方です。
それから、「パイロットは目薬を使わない」という記事がありました。一部の市販薬もダメなんですね。勉強になりました。薬剤師の小嶋さんが調べてくださったところ、パイロットの薬の使用には指針があるようです。ただ、これを読んでも、なぜ市販の目薬がダメなのかはよくわかりません。なんとなくダメ・・・というのが理由な気もしました。資料はこちら↓
「航空身体検査マニュアル」等の一部が2019年8月1日に改正されます
https://www.japa.or.jp/health_manual
航空機乗組員の使用する医薬品の取扱いに関する指針
https://www.japa.or.jp/wp-content/uploads/2019/07/1_guideline_20190801.pdf
それから、女医さんが選ぶ市販薬という雑誌記事もありました。正直、市販薬に限っていえば、医師よりも薬剤師に聞いた方が妥当な回答がもらえると思います。だって記事の表のコメントがちょっとあまりにも・・・。風邪薬の2位のルルのコメントなんて「昔からある薬のため、安心感がある。効果もしっかりと出る」ですからね。鼻炎薬1位が「アレグラ」なのも、何年前の話ですか?といいたくなりますが・・・。編集部さん、がんばって!(><)
このほか、政府の検討会議で新たな市販薬の候補として「エペリゾン(ミオナール)」「モサプリド(ガスモチン)」が検討されたようです。資料は非常に興味深いですが、ここではリンクを貼るにとどめたいと思います。少なくともドラッグストア薬剤師は必見です。
第8回 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00004.html
先述の平さんも登壇された、「日本中毒学会総会・学術集会」のレポートが業界紙にアップされていました。少しずつ、市販薬にも関心が集まっているのかもしれません。
身近なOTC薬に潜む危険や落とし穴に要注意!:DI Online
【2019/7/26市販薬情報】”医師が選ぶ市販薬”といった記事は時々みますね。おもしろいとは思いますが、正直、医師よりも薬剤師に聞いた方が妥当性はあると思います。
— kuriedits (@kuriedits) July 26, 2019
現役女医が選んだ実際にのんでいる市販風邪薬、1位は?|NEWSポストセブン https://t.co/tW2r1B8tIv
【2019/7/25市販薬情報】平憲二医師のクラファン「早見帖プロジェクト2019:市販薬情報を冊子にして届けたい!」が、目標金額60万円を上回る71万4000円を集めて達成。平さんは先日の日本中毒学会総会でも講演する等、市販薬をテーマに精力的に活動されている数少ない医師ですhttps://t.co/J8LYUuODDQ
— kuriedits (@kuriedits) July 25, 2019
【2019/7/24市販薬情報】飛行機パイロットの方は目薬をささないそうです。びっくり初耳でした/”パイロットは、市販品の場合第二類以上の使用に制限があり、処方薬も含めて詳細なルールが決められており、基本的には申告が必要です。そのため普段は目薬は使いません”https://t.co/Xv5gKIdbqt
— kuriedits (@kuriedits) July 24, 2019