今週は衝撃的な業界ニュースがありました。厚労省の調査で、市販薬の不適切販売が48%にも上ったという結果が出たそうです。詳細は記事や報告書を読んでいただければと思いますが、私がとてもショックを受けたのがまず48%という数字です。県別にみると、特に酷いのは和歌山です。濫用医薬品の複数購入が何の確認もなくできた割合がなんと100%(n=32)です。これはどう考えてもおかしい数字です。
ワースト3県は和歌山100%、岡山90.2%、石川89.5%となっています。調査方法に不備があったことを祈りたいですが、はたしてどうでしょう。調査をして終わりではなく、原因究明と改善が求められると思います。
さて、このほかの話題としては、リポビタンから「リポビタンハイパー」という新商品が9月17日に発売します。タウリンが3000mg入っています。医薬部外品なのでコンビニなどでも販売されると思われます。
また、これは完全に業界向けのネタなのですが、「OTC医薬品等の適正広告ガイドライン」の2019年度版がでていました。冊子は一部1200円。PDFなら無料で読めます。一読しておいたほうがよさそうですね。
「OTC医薬品等の適正広告ガイドライン」について | 日本一般用医薬品連合会
【2019/9/12市販薬情報】深い失望。このニュースは広くシェアされるべきだと思います。
— kuriedits (@kuriedits) September 12, 2019
市販薬の不適切販売48% 乱用恐れで厚労省が通知 | 2019/9/12 - 共同通信 https://t.co/cRcBA2fjgs
【2019/9/13市販薬情報】「リポビタンDハイパー」が9/17から発売。リポビタンシリーズとしてタウリンを最大量3000㎎配合しています。3000㎎配合でも「医薬部外品」なのですね。 販売には資格者不要なのでコンビニなどでも販売されるかもしれません。https://t.co/krU2DYqutq
— kuriedits (@kuriedits) September 13, 2019