今週は色々なニュースがありました。まず一番大事なのが、医療用抗原検査キットが市販薬になることです。ほぼ確定しました。第一類医薬品としての販売のようです。薬剤師がいなければ販売できないという点では現状と同じですが、ネット販売が可能になります。
この検査キットの市場供給が追いつけば、巷にある研究用のキットは徐々に居場所を失っていくでしょう。最近は販売元の東亜産業が希望する自治体に無料配布し、手を挙げた自治体もかなり多くあるようですが、これを受けて19日、厚労省から改めて注意の通知が出されました。
https://www.mhlw.go.jp/content/000977858.pdf
「医療用抗原検査キットはどこも品切れてるから、もう研究用でもいい!」というお客さんは非常に多いのですが、実際にはそこから歩いて5分の薬局にふつうに在庫が山積みされていたりします。見つけにくい、という問題もあるのかもしれません。ネットで流通すれば、幾分かは解決しそうです。
それから、これは業界向けのちょっとした情報ですが、抗原検査キットは発症当日ではなく2日目以降に使うのが推奨であることをお客さんに伝えると、高額品薄状態が続く今はとても喜ばれます。そうなんだ〜いいこと聞いた〜と。厚労省も以前からアナウンスしてますが、あまり伝わってない印象です。
厚労省↓
学会↓
https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/topics/2019ncov/covid19_4seimei_220803.pdf
検討会資料↓
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000777215.pdf
そのほか、市販薬の新商品情報です。鎮痛薬の『アンメルツ』と、発売35周年を迎える「ストリートファイター」のコラボ製品を8/24から発売。
必殺技コマンド”ヨコヨコ”操作(塗り)で、しぶとい肩こりに一撃!「アンメルツ ストリートファイターIIコラボ」 | ニュースリリース | 小林製薬株式会社
風邪薬のルルアタックに、ルルアタックプレミアムシリーズが8/26発売。3製品のうち2製品がイブプロフェン1回200mgに変更。イブプロフェンは200mgと150mgで添付文書の記載事項が大きく変わります。