風邪に抗生物質(抗菌薬)を処方しても、保険対象になりません。
今週、そんなお達しが下りました。業界紙の報道から引きます。
社会保険診療報酬支払基金は4日までに、医療機関が感冒や小児インフルエンザなどに対し、内服の抗生物質製剤・合成抗菌薬を処方した場合の算定は「原則認められない」とする方針を示した。
風邪に抗菌薬、原則「算定不可」 支払基金、国保も同様 | 日刊薬業 - 医薬品産業の総合情報サイト
記事の書き方は複雑ですが、要はこの新しい方針によって、医師は風邪に抗生物質を処方しにくくなります。
https://www.ssk.or.jp/pressrelease/pressrelease_r07/press_070829_1.html
こうやって、医療も少しつづ変わるのでしょうね。
抗生物質をもらうために受診していた人たちもいるでしょう。受診しなければならない理由が一つ減ったと言えるかもしれません。
セルフケアの文化が広がっていくように思います。