家庭の薬学

自分に合った市販薬を選びませんか?

【2025年版】ドラッグストア利用者は絶対知っておきたい市販薬ニュースTOP10

本年も大変お世話になりました。当ブログを読んでくださったみなさまへのささやかな恩返しとして、毎年恒例の10大ニュースをお届けします。これさえ読めば、なんとなく市販薬周りのトレンドは押さえられるはずです。

今年はとくに順位づけに迷いました。それほど、画期的な出来事が多々あり、とくに1〜5位は迷いました。

市販薬業務から離れて数年経ち、この業界を外から見る人間になりました。薄口記事になっていますが、ちょっと引いた視点で見れるようになっているという利点もあります。

わたしの仕事は、いまは別の医療領域で、PMとしてもうひーひーいいながらやっているんですけど、毎日が非常にエキサイティングで、来年はその成果物をこの世に発表できたらいいなあと思っています。

前置きはこのくらいにして、それではいってみましょう、今年の10大ニュースです。

 

10位 「ロキソニンProフィジカル」発売

ロキソニンシリーズに新商品が登場しました。トヨタ、パナソニックなどの伝統的な大企業をJTC(Japanese Traditional Company)というですが、この薬はJTM(Medicine)と呼びたい。ロキソニンという伝統的な日本ブランド、そこに臨床的にはかなり少ない成分を加えて、新商品として販売。これぞ日本の市販薬です。そこにしびれる。

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9位 「マイティアルミファイ」が発売

充血除去の目薬。リバウンドが少ないという特徴で3月に発売しました。要指導医薬品であり、ユニークである点として、今年の注目ニュースに選びました。

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8位 経口補水液のルールが変更

夏の定番、熱中症対策の王道となった経口補水液。しかし、さいきんは正しく使われずに、スポドリ感覚で飲まれているという懸念もありました。そこで販売側のルールが変更。服用にあたって医師の指示を受けているかを販売側が確認できる体制をつくるといった、規制強化が敷かれました。医師から指示って受診前提ですよね。今年の夏はどうだったのでしょう。

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7位 イブは韓国でNG

日本の市販薬の成分はガラパゴスです。その弊害がニュースとして注目されました。韓国旅行の際はご注意ください。

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6位 「ナゾネックス」が市販薬で発売

花粉症薬のど定番、ナゾネックスが発売しました。ステロイドの点鼻はこれまでも数あれど、病院で処方されている薬の名前でいうと、知名度がイマイチでした。フルナーゼは有名でしたけどね。でも、ナゾネックスのほうが有名じゃあないでしょうか。わたしも数年前まで薬局でちょこちょこ出してました。それがいよいよ市販薬に。これはニュースでしょう!

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5位 OTC類似薬の利用者負担で与野党合意

今年のブログ記事を振り返ると、何度も書いていたこの話題。年末に日本維新の会と自民党が合意を結びました。石破政権から高市新政権になったことで実現したように思います。大きな絵が動いています。(リンク先の後半で触れます)

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4位 ED治療薬「シアリス」が販売承認

これは衝撃でした。ED治療薬の販売承認がされました。あっさりでしたね。詳しくはリンク先をお読みください。わたしはちょっと、おかしいと思いますね。

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3位 緊急避妊薬「ノルレボ」の発売日が決定

ようやく、ですね。説明は不要かと。

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2位 「タケプロン」などPPIが続々発売

臨床的な意味合いはさておき、これはやっぱり、大きなニュースでしょう。もともとPPIを病院で処方されていた知人のなかに、「市販薬で買った」という人がいました。PPIはとにかくたくさん処方されていますから、それが市販薬で買えるというのは、日常生活においてはとてつもなく大きなインパクトでしょう。2位に選びました。それにしても、PPIが胃薬感覚で扱われる日が来るとは・・・。

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1位 薬機法等が改正

来年から徐々に影響が出てくると思いますが、とにかく色々変わってくるでしょう。資格者不在のコンビニでも市販薬を買えるようになることは非常に大きいと思います。また、来年からは「指定濫用防止医薬品」という区分が新設され、市販薬の濫用に関する規制も新しくなります。目が離せないでしょう。

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このトップ10を書いていると、毎年その激動ぶりに驚かされますが、今年はとくに衝撃的なニュースが多かったように感じます。

来年もよろしくお願いします。