ちょっと見逃してましたが、I-neが3月2日に「バイグロミン」(指定第2類医薬品)を発売しました。
I-neって?というかたも多いと思いますが、シャンプーの「ボタニスト」や「ヨル」の会社といえば、ピンとくるのではないでしょうか。日用品が祖業の会社が市販薬を発売するのは珍しいことですが、I-neが市販薬を販売するのはこれが初めてではありません。2023年に人工涙液の「モイスチャーリッチセラム」を、サツドラとアンインズトルペで発売しました。後押ししたのはサツドラだったとされています。当時の記事から引きます。
ただ、I-neの伊藤翔哉ダイレクトマーケティング本部長は「医薬品開発のハードルは高かった」と振り返る。OEM(相手先ブランドによる生産)先を探したものの、医薬品業界で知名度の低いI-neを受け入れる企業は少なかった。目薬に関する法律の知識をもつ人材が少ないため、サツドラや物流企業、医薬品メーカーOBなど外部の意見も積極的に聞いた。社内で人材を育てながら、今回の発売にこぎつけたという。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF108PW0Q3A710C2000000/
さて、今回発売した「バイグロミン」、あまり情報がありません。成分はこちら(1日量)。
トコフェロール酢酸エステル 100mg
ガンマ-オリザノール 6mg
エルゴカルシフェロール 200 I.U.
ビタミンA油 2000 I.U.
血行を良くするとされるビタミンE(トコフェロール)と、自律神経を調節するガンマオリザノールによって、冷え性を含めた更年期の諸症状を緩和する薬といえそうです。
効くかどうかが気になるところでしょうが、これについては定まった評価はないと思います。かなり昔からそれぞれの成分の効果は認められていますが、今回は量が少ない。とくにガンマオリザノールは医療用医薬品の場合で1日10〜50mgで使用されてきたので、1日6mgはだいぶ少量です。
この手の製品は、むかしながらの薬局で売られていて、一部のお客さんが継続的に飲み続けているというタイプのものです。
製造販売元は大草薬品。これもかなり珍しいですね。もともと「バイグロミン」という製品は大草薬品の製品として存在し、そこにI-neが「SONAEL」というブランドでパッケージなどを独自にデザインして販売しているという形です。
オリジナルのバイグロミンはかなり古典的なデザインです。
https://www.okusa.co.jp/shohin/kanpohokenyaku/item-000627.html