説明が大変になりそうだな、というのが感想です。
OTC類似薬の新制度がほぼ固まりました。新聞記事から引きます。
「OTC類似薬」を使う患者に追加負担を求める新制度などを盛り込んだ健康保険法などの改正案は24日、衆院厚生労働委員会で与野党の賛成多数で可決された。複数の野党が賛成に回ったことで、少数与党の参院でも可決が見込まれ、今国会での成立の公算が大きくなった。
健保法改正案は成立公算大 OTC類似薬、高校以下は追加負担なしも:朝日新聞
どういうことかというと、こう
OTC類似薬の薬代の25%は「特別料金」として患者が全額負担し、残りの75%のみ公的医療保険を適用する制度をつくり、来年3月からの開始を目指している。
むっっず!!!!!!
なんか調剤報酬(薬局のサービスの値段の付け方)はどんどん複雑になってますね。
先日とある薬局にいったら、80代くらいの患者さんが、薬局の事務の人と大きな声で話していました。その患者さんは先発品を希望されていたので、事務さんはジェネリックとの差額の4分の1の特別料金がかかりますがよろしいですか?と、数年前から始まった薬の新ルールの説明をしました。話を聞いたおじいさんは「え?なに?どういうこと?1割じゃないの?」とちんぷんかんぷんな様子でした。まあ、そうですよね。事務さんも必死に説明しますが、まったく話が進みません。たまたま空いている時間だったからよかったものの、相当なコミュニケーションコストがかかっていました。
こうなるともう、親切心というか丁寧で詳しい説明をしようとすること自体がもう親切でもなんでもなく、いっそ言われたとおりに薬を用意するのが最適解なのではという気もしなくありません。
制度が複雑になればなるほどこういうことが起きてくるんじゃないでしょうか。
とくに高齢者の利用者が多い公的保険の領域では、運用する側の苦労がますます増えそうです。