家庭の薬学

自分に合った市販薬を選びませんか?

「シアリス」と「ロゼレム」が市販薬に【2026/5/18~5/22のニュース】

1週間で、「シアリス」と「ロゼレム」の製造承認取得が同時に報じられる。すごい世の中になってきました。

 

ED治療薬の「シアリス」の製造承認が取得されたことが今週発表されました。いよいよ発売に向けて最終準備段階に入ります。

https://www.ssp.co.jp/cialis/flow/

シアリスは「要指導医薬品」にあたります。今月からちょうど法改正によって、要指導医薬品もネット販売が可能になったため、シアリスもネット通販で購入できます。

ただし、薬剤師とのオンライン面談による安全確認が必須です。

肥満治療薬の「アライ」が発売された時もそうですが、今回も「飲んでみました」という体験レポートをネットにアップする人が表れるでしょう。

EDの方だけでなく、性風俗を楽しむ目的で購入する男性はかなりいると思われます。

むかし、60代の男性から医療用のED治療薬を飲んで(おそらく輸入品です)、「ずっと勃ちっぱなしになって、あれは本当に困ったよ」という感想を聞いたことがあります。こういうのは、副作用として報告されませんが注意が必要です。

統計上、比較的多い副作用は「頭痛」や「ほてり」です。そのほか、生活習慣病(糖尿病や脂質異常症など)やほかの持病がある方の場合も、持病がない方よりも慎重さが求められます。

シアリスは娯楽ではなく薬です。しっかり安全性を確保して使うことが必要。薬剤師はそのためのゲートキーパーになります。

 

さて、今週はもう一つ大きな出来事がありました。

睡眠改善薬「ロゼレム」の製造承認も取得されたというニュースです。発売は7月28日。

体内時計を調節することで睡眠を促します。成分のラメルテオンは武田医薬品工業が開発した成分で、それを引き継いだアリナミン製薬が今回発売します。

ロゼレムが医療用医薬品として日本で発売したのは2010年。当時のことをわたしも覚えています。同効成分のメラトニンが海外でサプリとして売られているため、「これ、タケダがわざわざ医療用に開発する必要ありますかね?」なんて声もありました。

といっても、ロゼレムは薬ですので、しっかり安全性を確認しながら服用してほしいと思います。