『家庭の薬学』

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「ハナノア」鼻うがい、口から吐き出すためのコツを伝授します

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ハナノアで口から吐き出すにはコツがあります

前回の続き。

鼻うがい「ハナノア」を使って、うまく鼻から入れて口から出す方法はないものか。ぼくがこの1週間の奮闘の末、習得した方法を紹介したい。

この秘技は、基本的にメーカーのやり方に沿った上で、ぼくが効果的に昇華させたやり方なので、決して”自己流の誤った使い方”ではない。

みなみなさま、安心して実践なされよ。

 

鼻うがい成功に向けた6つのステップ

次の6つのステップがある。

1.洗浄器具の先端を鼻の穴に入れる

※このとき、鼻の奥まで深く入れる必要はない。

2.洗浄器具を傾ける

※洗浄液が自然と少し先端から漏れるくらいまで傾かせる。ちょっと漏れた洗浄液を鼻で感じたら、傾かせるのを止める。

3.洗浄器具の傾きを保ったまま、真上に気持ち(1ミリくらい)持ち上げる

※鼻の内壁が、洗浄器具の入り口を塞いでしまう可能性があるため。

4.洗浄器具を押す

※洗浄液がたくさん出やすいように、洗浄器具のグリップの中央よりも少し後のほうを押す。また、このとき洗浄器具の傾きが正しく保てられていれば、勢いよく押さなくても洗浄液は鼻の奥に入っていく。

5.「4」と同時に「あー」と声をだす

※口と鼻をつなぐ道を開くようなイメージで、筋肉を弛緩させること。「あー」といって筋肉を緊張させないように。

6.自然と口から洗浄液がでてくる。

 

以上。 

 

洗浄器具の角度を保つことを忘れるな!

ぼく自身の反省から、特に注意すべきポイントを2つあげる。

1つ目は、洗浄器具が押したときに、その傾きが崩れてしまうこと。洗浄器具を押した際に、その勢いでついつい器具の先が上を向いてしまうことがある。これでは、洗浄液が外に出ていかない。洗浄器具の角度を保っていることを鏡で確認しながら注入することをお勧めする。

 

脱力して、心も体も水となれ!

2つ目は、ステップ5に書いたとおり、筋肉を緊張させないこと。慣れないうちは誰もがおそるおそる洗浄液を注入するだろう。しかし、おそれを抱いたままでは、注入した際に、ついつい喉の奥がきゅっとしまるような感覚になる。どうやら、これをすると鼻から口へうまく抜けない、ということをぼくは学んだ。

心構えとしては、剣豪・宮本武蔵が記した「五輪書」から、ひとつ引く(※)。

「水を手本とし、心を水のようにする」

体の力を抜き、心を軽くして、水のようになにものにもとらわれない精神状態にするのである(たぶん)。もちろん武蔵の五輪書は、彼の人生哲学であり、鼻うがいのために記したものではないが、先の心得は、まさに鼻うがいに必要な精神だといえる(もし武蔵が現代に生きていたら、おそらく鼻うがいの達人になっていただろう)。

 

パッケージのイラストを信じすぎてはダメですよ

ぼくが口から吐き出せるようになるには、ボトル1本を使い切ることになった。しかし、ここで紹介した方法をもってすれば、もっとずっと早い段階で口から出すことができるはずだ。実をいえばぼく自身、まだ100発100中で口から吐き出せるには至っていない。しかし、少なくとも、注入した鼻から逆流はせず、もう片方の鼻の穴から出てくるようになった。これでも十分効果はあるだろう。

最後にひとつ。「ハナノア」の製品パッケージのイメージ図にとらわれないことも大事だ。コレ↓

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よく考えたら、こんなふうに口からドバーってでるわけないじゃん。だって1回の洗浄液の注入量って数mLだもの。

本気でこんだけ水を出せると思って、何度も頑張ってしまいましたよ。

 

武蔵とイチロー - 高岡英夫 - Google ブックス