『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

ドラッグストアとは一味ちがう、コンビニで買えるおすすめ市販薬

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コンビニに市販薬がズラリ。気になる中身は・・・

先日、都内某所でローソンに入ったら、いきなり目薬だの風邪薬だのが並んだ棚が目に飛び込んできてびっくりした。

最近は一部のコンビニでも市販薬が買える、というのはニュースで知っていたけど、実物の店舗を見るのは初めて。

「価格ではドラッグストアにはかなわないから、あくまで“緊急”なお客さんが利用するくらいだろうな」

とか思いながら、商品を眺めていたら、この考えはどうやら的外れであることに気づいた。コンビニの市販薬、おもしろい。

 

医薬品の「ユンケル黄帝顆粒」が買える

まず、目に入ったのが「ユンケル黄帝顆粒<1包分>」。これなかなかいい。

これはふつうのコンビニに置いてあるユンケルではない。ふつうのコンビニにおいてあるユンケル顆粒のほとんどは、「ユンケルローヤル顆粒」という名前で、じつはこちらは医薬品ではない(「指定医薬部外品」といいます)。「ユンケル黄帝顆粒」は医薬品であり、有効成分が「ユンケルローヤル顆粒」よりも全体的にたくさんはいっている。ビジュアルも各々ちがう。

 ちょっと試すのにちょうどいい「ユンケル黄帝顆粒」の1包サイズ

「ユンケル黄帝顆粒」はドラッグストアでも販売されている。それならドラッグストアで買えばいいと思うだろうが、大抵の場合どこもサイズが大きい。ためしに4店舗を回ってみたけど、1包(1回分)サイズを置いてあるのは1店しかなかった。

ぼくがコンビニでみたユンケル黄帝顆粒は1回使い切りタイプで、ちょっとユンケルを飲みたい、試したいという人にピッタリのサイズだ(もちろんサイズが大きい方が、1回分は安くなるけど)。

ユンケルってCMバンバンしてて、気になる存在だけど、けっこう高額で踏み切れない。そういうかたは、これを試してみてはどうでしょうか。価格は200円(1回1包、1日2回)。ただし、成分は顆粒とドリンクではちょっとちがう。そこは後日あらためて書く。

 

「アリナミンA」にも1日分サイズがある

それから、代表的な滋養強壮系「アリナミンA」。これもコンビニには1日サイズ(9錠)が売っていた。ドラッグストアで売っているのは、もっとサイズが大きく価格も高い。コンビニのアリナミンAも、ちょっと試すにはちょうどいいサイズだ。こちらは350円。

 

「コンビニの薬=ドラッグストアよりも高い」とは限らない

コンビニの薬はドラッグストアよりも価格が高いという印象があるだろうけど、これは商品による。「新ロート ドライエイド」という定価1200円(税別)の目薬は、現時点では、ぼくが知る限りどこのドラッグストアでも一切値引きされていない(おそらくメーカーが縛りをかけている)。ローソンでも同じく1200円で売られていた。ドラッグストアでもローソンでも価格が変わらない一例といえる。

さて、いま、ローソンのなかで市販薬を販売しているのはまだ約100店舗にすぎないのだけど、社長の玉塚元一さんは3~5年で1000店舗に増やす狙いだ(※1)。今年6月にはさらに化粧品や日用品などをそろえて、よりドラッグストアっぽくした新業態「ヘルスケアローソン」を広島県で始めている(※2)。

 

どんどん便利になっていくなあ、マチのほっとステーション。

 

 

※1http://sp.mainichi.jp/select/news/20150613k0000m020047000c.html

※2ヘルスケアローソン、広島県に初出店 - OTC医薬品などを販売 | マイナビニュース