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次亜塩素酸水を使うときの3つの注意点【2020/6/22~6/26のニュース】

コロナ騒動以降、効くの効かないのの議論を巻き起こしていた次亜塩素酸水。ついに、国からまとまった見解が今週出ました。

こちらです。

厚生労働省・消費者庁と合同で、新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について取りまとめました (METI/経済産業省)

かなりわかりやすく、一つの基準として知っておくと良いと思います。

とくに大切だと感じたのは次の3点です。

①拭き掃除には、有効塩素濃度80ppm以上のものを使う

②汚れをあらかじめ落としておく

③十分な量の次亜塩素酸水で  表面を20秒以上ヒタヒタに濡らす

次亜塩素酸水であればなんでも良いのではなく、一定の濃度が必要になります。基準は80ppmだそうです。

拭き掃除する時に汚れをあらかじめ落としておくのは、エタノール消毒も同じです。汚れていたり、濡れていると、十分な効果を得られないでしょう。

そして今回の発表でとても重要なのが、使うときには「ヒタヒタに濡らす」ことです。アルコール消毒のように、少量使うだけではダメのようです。しかしヒタヒタとなると、自ずと使えるシーンは限られてきますね・・・。

これらはあくまで物の消毒についてです。手指などへの消毒は検証されていません。手指などへの効果はうたってはいけないことになっています。そもそも物に対して20秒以上ヒタヒタにしなければいけないのなら、仮に人への効果を考えてもかなり使い勝手は悪いと想像されます。

今回のリリースでは「人体に付着したウイルスの消毒・除去や、感染の予防・治療を目的とする場合は、医薬品又は医薬部外品としての承認が 必要です」と書かれています。