『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

自分で腸内検査?自己検査でセルフケアの時代へ?【2020/6/29~7/3のニュース】

近年、自分で検査する市販キットをよく目にするようになった気がします。遺伝子を調べて将来の病気のリスクを調べたり、ダイエットに使ったり、女性ホルモンに似た働きをするエクオールという物質が体内でどれだけ作られているかを調べたり、各社から色々な商品が発売されています。

DHCの遺伝子検査ダイエット対策キット

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  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 

イソジンでおなじみのシオノギヘルスケアが7月15日に検査キット「健腸計画 腸内フローラ検査キット」を発売します。同社では初の検査キットとのこと。ニュースリリースから引きます。

独自の解析技術で腸内環境を可視化する、シオノギヘルスケアとして初 めての検査事業です。人の腸には 100 兆個以上の腸内細菌がすみつい ており、お花畑に模して腸内フローラと呼ばれています。これまで、理想 の腸内フローラは善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7 の比率で生息してい ると言われてきましたが、近年の研究では単純な比率ではなく、様々な菌 がバランスよく生息する多様性が重要だということがわかってきました。 本検査は腸内細菌の DNA を網羅的に解析することで、個人によって異 なる腸内フローラの状態を可視化し、それぞれに合った対策をご提案しま す。

ヨーグルトを食べる方は多いですし、便秘に悩まされる方もたくさんいますよね。価格は2万5300円。今まではガンや将来の生活習慣病リスクなど、ややハードルが高めの検査キットが多い印象でした、今後はこうした裾野の広いテーマのキットが増えるかもしれません。セルフメディケーションの形にも影響を与えそうです。

同時に、検査結果の信頼性や意味合いも注目されるべきでしょう。昨今のコロナウイルスでは、検査の質というものが医療従事者の間で注目されました。「感度」「特異度」などの専門的なキーワードは新聞にも載りました。素人には大変わかりにくいものですが、検査というのは奥が深く、表層的な数字だけでは物事は到底判断できないものだと思います。

 

ところで今週はいよいよレジ袋が全面的に有料化されました。大手ドラッグストアでは前倒しで有料化する企業もありましたが、7月1日から本番。各社レジ袋の値段も違います。

ご参考までにこちらをどうぞ。

esse-online.jp