『家庭の薬学』

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ドラッグストアと化粧品万引き。許しがたきその手口。

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女性店員を25m引きずった万引き犯

化粧品の万引きを制止しようとしたドラッグストアの女性店員を、25mにわたってひきずってけがをさせたとして、中国国籍の男性が逮捕されたらしい。新宿で。

女性を25m引きずってって、そうとう悪質な万引き犯だ。加えて、女性店員の根性もすごい。女性は全治2週間のケガだそうだけど、大事なくてよかったと思う。

 

恐るべき外国人化粧品万引き集団。その華麗なる手口。

化粧品の万引き被害は、ぼくもバイト先で経験したことがある。

犯行は本当に一瞬だった。店員が3,4人で、客足が途絶えた夜の時間帯に、大きなバッグを持った複数の外国人男女が、入店後ものの数十秒で犯行におよび、そして店から逃走した。あらかじめ入念な下見をすませていたのだろう。後に残ったのは、大量の商品がなくなった化粧品売り場。棚の仕切りを壊して、奥の方からも商品を大量にかっさらうという徹底ぶりだった。

そのあとも大変だった。ぼくはバイトだから途中で帰宅したけれど、その時間帯に店の責任者だった正社員の男性は、上司を呼んで、警察に連絡して、後から聞いたらその日店をあとにしたのは夜の1時だったという。

翌日その彼に会ったら、それはもうほんと、気の毒なほどガックリ肩を落としていた。被害総額は十数万円だった。日を異して他の店舗も被害に遭った。同一犯と会社側はみている。

 

時間とコストをかけて対策しても・・・

ドラッグストアの万引きは珍しくない。犯人が中国人とも限らない。過去にはこんなニュースもあった。 

店も万引き防止のために、監視カメラを設置したり、商品にセキュリティのタグをつけたり(店の入り口を通ると音が鳴るやつです)、時間とコストをかけて対策をしている。

しかし、これが余計なトラブルを起こすことがある。レジをやっていて、混雑してくると、ときどきセキュリティのタグを解除し忘れるミスが起きる。タグを解除しないと、その客が店の出入り口を通るとビビビビと警告音がなって、店員は「お客様!申し訳ありません~(汗」といって、飛んでいくことになる。このとき、客に対する釈明や態度を誤ると、

「まるで万引き犯扱いされた!」

と怒られることもある(客としては当然だろう)。

ぼくの店は、セキュリティのタグをつけていても盗まれた。2人組になり、1人が店員に話しかけているすきに、もう一人が商品を盗むという手口もある。ほんとやらしい。現場を知る人間にとって、万引きは本当に許しがたい行為だ。

 

人間不信になるよ!

個人的にもっとも印象的だったのは、万引き事件をきっかけに、自分が客不信になったことだ。ぼくのように育ちのいい人間は、人を疑うということを知らない。ところが先述の化粧品万引き事件以来、客に対して「万引きしてるんじゃないか・・・」という疑念を抱くようになってしまった。小学生が4,5人かたまってお菓子コーナーでワイワイガヤガヤやっていると、、

「こいつら万引きしてるんじゃあるまいか・・・」

という疑念が生まれる。かといって、なにをするでもないのだけど。

 

中国人3人組のお客にピーンきましたよ

あるとき、こんなことがあった。中国人の3人組が来店。しばらくして、アルバイトの男性店員が、

「あの人たち、高額のビタミン剤を大量に探しているみたいです。怪しくないですか?」

とぼくに耳打ちした。むむっなんですと!みると、サプリコーナーと化粧品コーナーを物色している。あやしい・・・。化粧品万引き被害から間もないころだっただけにぼくはピーンと来た。

万引き犯、来たり!

すかさず、その中国人の3人組に声をかけた(このときぼくは「そうは問屋がおろさんぜ」と心で呟いた)。

「なにかお探しですか?よろしければご案内させていただきます」

すると、女性の一人が紙を差し出して、

「これを探しているんですけど・・・」

と片言の日本語で言ってきた。紙には、近年中国の人々に人気の日本のサプリメントの名前が並んでいた。案内すると、大量の商品を買い物カゴに放り投げて買っていった。ふつうの観光客だった。

疑ってごめんさない。

お母さん、ぼくはこんな人間になってしまいましたよ。ははは・・・。

以上、とにかく、化粧品の万引きはやめてほしいって話です。