『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

中国人客と日本人客の共通点

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故郷の親のために日本の薬を買う中国人客

先日紹介した「救心」は、ぼくが働いてきたドラッグストアでは、購入者のほとんどが中国の方々だ。おもしろいのが、彼らが来日観光客ではなく、日本に住んでいる中国人たちってとこ。故郷の両親や祖父母のために買っている。

ブログ仲間の穂穂さんに、ツイッターでそのことを伝えたら、「この前、母に救心を指定されて、おばあちゃんに買いました」とドンピシャな返事があった。やっぱりそうなんだー。 

 

親への土産に大金を出す中国人

中国人はマナーが悪い、礼儀がない、がめつい。本当にそうだろうか?

故郷の親のために薬を買う中国人は、値の張る救心を何箱も買っていく。額にすれば数万円。ぼくが海外に住んでいたとしても、そこまでの大金を出して親に薬は買わないだろう。感心な話だ(ちなみに、そういうお客には、なぜか容姿の整った女性が多い)。

春節になると、訪日した両親を連れた中国人が来ることもある。本人は日本語がちゃんと話せる。日本での生活が長いのだろう。日本語のできない両親に代わって、店員に質問したり、代金を自分の財布から出して支払いをしたりする。今年来たお客は、本人は化粧ばっちりで垢抜けた整った顔の若い20代の女性だった。両親は、女性とは対照的に、くすんだ色の服を来た、おとなしそうな人たちだった。彼らは娘をどう思っているのか。

 

会計でウダウダする中国人

お会計でも、日本人と似たような光景を見ることもある。

数人の中国人がレジにやって来て、1人がお金を払おうとして、それを他の人がとめる。「ここは俺が払うよ」「悪いよ、自分で払うよ」「いやいやいや」みたいな、ちょっとウダウダなやり取りをする。中国語だからわからないけどね、そんなかんじ。まるで飲み会のあとの日本のようだ。

ぼくが見る中国人は、世界に10億人以上いる中国人のごくごく一部ではある。でも、日本人と中国人に、いくつかの共通点があることは否定できないんじゃないか。