今週の市販薬情報です。
日本の薬は中国で人気ということもあり、中国国内で「実は日本の薬はあぶない」という報道が一定数あります。今回おもしろかったのはネオスチグミンについてです。日本ではこの成分についての是非は議論になっていない(と思う)ですが、中国では疑問を投げかけているようです。
もうひとつ、これは今週のニュースというわけではないのですが、アマゾンの市販薬販売についてです。おそらくほとんどの人は気付いていないと思いますが、アマゾンの薬の販売サイトは変化を続けています。第一類薬の問診が変更されたり、一部の商品のトップページ下部にシリーズ品の比較一覧を掲載したり、利便性を上げる意思が働いているのがわかります。
これをツイッターで紹介したところ、こうしたアマゾンの取り組みに好意的なリツイートがいくつかありました。私個人の意見としては、このような一覧表はそれほど顧客満足には貢献していないのではないかな?という印象です。こうした薬の一覧表を見て、「これはすごい!」と感動するユーザーはどれだけいるでしょうか?
医薬品UXのポイントは実はサイト上にはないと考えてます。リアルとネットを分けてはダメで、この場合はネットはリアルの延長と捉えたほうが、顧客の感動にサービスを近付けられると感じます。
薬の情報提供において、ユーザーを感動させるノウハウは、ネットではなく店舗にノウハウが蓄積されています。
情報提供の発想は店舗の応用がベースだと思います。
【2019/2/26市販薬情報】「日本の薬に気をつけよう」という中国の報道が紹介されてました。興味深いのはネオスチグミン。日本では指摘されませんが、目疲れで疲労した筋肉を強制的に収縮させる成分ですから、長期使用はどうなのかなと気になります。https://t.co/4a9se1djNh
— kuriedits (@kuriedits) 2019年2月26日
【2019/2/27市販薬情報】アマゾンの薬の販売サイトは変化を続けている。第一類薬の問診が変更されたり、一部の商品のトップページ下部にシリーズ品の比較一覧を掲載したり、利便性を上げる意思が働いている。この分野のUXは、いずれどこかの会社がブレイクスルーを起こすに違いない pic.twitter.com/dJI9iNdfbr
— kuriedits (@kuriedits) 2019年2月27日