今週の一大ニュースと言えばなんといっても、生活習慣病薬の「エパデールT」の第一類への移行が決まった事でしょう。いろいろ議論はあったようですが、朝日新聞や日経新聞などの一般紙にも取り上げられていました。今後の動きに注目です。
今週の出来事ではないのですが、3月にクラシエの漢方セラピーシリーズに新しいラインナップが登場したことを紹介し忘れていました。
倦怠を改善する「四物血行散(しもつけっこうさん)」と、ほてり・のぼせ等を改善する「知柏地黄丸(ちばくじおうがん)」が3/19に新発売しました。
やや専門的になりますが、類似薬と比較すると、
知柏地黄丸=六味丸+知母・黄柏(苦寒瀉火)
杞菊地黄丸=六味丸+枸杞子・菊花(明眼)
八味地黄丸=六味丸+桂皮+附子(温補腎陽)
となります。
四物血行散は「四物湯」という漢方薬をベースにした薬です。
SNSで親交のある薬剤師の小嶋さんから下記のコメントをいただきました。ありがとうございます。
『OTC漢方薬は、平成24年の一般用漢方製剤承認基準の改正で示された294処方と、以前からの既得権で処方が認められていた製剤に承認が認められています 四物血行散は後者で製造元の剤盛堂薬品が従来漢方専門薬局に供給していたものです』
参考資料も一緒に示してくださりました。コチラ↓
日本における生薬・漢方製剤基準の策定 (第1回日中薬局方シンポジウム 平成30年6月21日)
https://www.pmda.go.jp/files/000225004.pdf
【2019/4/3市販薬情報】生活習慣病の薬エパデールTのリスク区分が第一類医薬品に移行する事が決定。これによりネット購入可能になります。https://t.co/T2pQSnhDnZ
— kuriedits (@kuriedits) 2019年4月3日
【2019/4/5市販薬情報/訂正】先月ですがクラシエ漢方セラピーシリーズから、倦怠を改善する「四物血行散(しもつけっこうさん)」と、ほてり・のぼせ等を改善する「知柏地黄丸(ちばくじおうがん)」が3/19に新発売。ラインナップが充実してきてますね。https://t.co/Zlu5nZgJPc
— kuriedits (@kuriedits) 2019年4月5日