『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

「メディカルアイボン デジタルケア」と「アイボンメディカル」の違い【2023/10/23~10/27のニュース】

今月の新商品で、まだこのブログで取り上げていなかった商品を紹介します。

10月11日に発売した「メディカルアイボン デジタルケア」です。

https://www.kobayashi.co.jp/seihin/mabn_dc/

「アイボンメディカル」という製品があったのですが、こちらが製造終了となり、「メディカルアイボン デジタルケア」が登場しました。成分を比較します。

「アイボンメディカル」

100m L中

①イプシロン-アミノカプロン酸/200mg 抗炎症作用

②ベルベリン塩化物水和物/2.5mg 抗炎症作用

③グリチルリチン酸二カリウム/15mg 抗炎症作用

④クロルフェニラミンマレイン酸塩/3mg 抗ヒスタミン作用

⑤シアノコバラミン(ビタミンB12)/2mg 調節機能改善作用

⑥ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)/10mg 代謝促進作用

⑦L-アスパラギン酸カリウム/50mg 代謝促進作用

⑧タウリン/50mg 代謝促進作用

⑨コンドロイチン硫酸エステルナトリウム/50mg 角膜保護作用

 

新商品「メディカルアイボン デジタルケア」

100m L中

①イプシロンーアミノカプロン酸/200mg 変更なし

②アラントイン/30mg/角膜修復作用 追加成分

③グリチルリチン酸二カリウム/15mg 変更なし

④クロルフェニラミンマレイン酸塩/3mg 変更なし

⑤シアノコバラミン(ビタミンB12)/2mg 変更なし

⑥ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6)/10mg 変更なし

⑦コンドロイチン硫酸エステルナトリウム/50mg 変更なし

削除された成分:L-アスパラギン酸カリウム、タウリン、ベルベリン

 

以上をまとめると、新旧の違いは、抗炎症成分のベルベリン、代謝促進成分のL-アスパラギン酸カリウムとタウリンが削除され、代わりに角膜修復作用のアラントインが配合されたということになります。ここからは成分が充実したという印象はありません。清涼感はいずれも0〜5段階の4ですので、使用感は変わらなさそう。価格は、同じ容量で税抜1300円から1450円になっています。物価高というやつでしょうか・・・(アイボンメディカルが発売したのはかなり昔です)。

いままで「アイボンメディカル」を使用されていた人は、「メディカルアイボン デジタルケア」で良いと思います。

なお、アイボンというと目に不衛生なのではないかという話題がよく出ますが、その説明をすると長くなるので今回は割愛します。