『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

メイク崩れしない目薬?「ロートリセ グロウ」のアイデア容器【2024/3/4~3/8】のニュース】

これはアイデア商品!というような目薬がロート製薬から発売します。3月13日発売の瞳から溢れにくい目薬「ロートリセ グロウ」。独自のノズル開発によって、目から目薬が溢れにくく、メイクを崩れにくくしたそうです。写真を見ると、とにかくノズルが細い!細すぎる!!

https://www.rohto.co.jp/news/release/2024/0308_01/

男の私でも、目薬をすると目の周りが濡れてやだなと思うことがあります。メイクをしている女性であれば尚更かもしれません。

https://www.rohto.co.jp/news/release/2024/0308_01/

さらに、この目薬では「フリーアングルノズル」を採用しています。どの角度からでも滴下できる技術で、目薬のボトルを横にしたままでさせます。横にしてもさせるって、すごくないですか?ぜひ試してみてください。こうした工夫がロート製薬らしいと感じます。

というのも、目薬メーカーにとって容器の工夫は自社の”腕の見せ所”だからです。ロート製薬には他にも得意な容器工夫があります。それが同社の特許技術「PFデラミ容器」です。外部からの雑菌の混入を防ぐために直径0.22μmの穴のあいた特殊なフィルターを使ったPFデラミ容器は、病院で処方される目薬で採用されています。医療用の医薬品は、市販薬よりも重い体調不良を抱え継続的に薬を使う人が多くなります。そこでロート製薬は、目への負担を少しでも減らすために、防腐剤がなくても容器内を衛生的できるPFデラミを一部の目薬で採用しています。

https://www.rohto-nitten.co.jp/effort/story/

目薬を選ぶときは、こうした容器の工夫にも着目すると、商品選びの幅が広がるでしょう。

 

さて、今週はさまざまな新商品のニュースがありました

一番のニュースは、なんと言っても新しい肥満薬「アライ」の発売発表です。話題沸騰の新薬、ついに降臨です。効果には一定のエビデンスがある一方で、オナラで油がもれるというショッキングな副作用。天国と地獄。4/8発売です。この薬については稿を改めて書きたいと思います。

https://www.taisho.co.jp/company/news/2024/20240304001509.html

また、昨年ブログで紹介した「トランシーノEX」が、ようやく発売しました。ナイアシンが配合されたことがポイント。ナイアシンはコスメ商品によく使われる成分です。

https://daiichisankyo-hc.co.jp/site_transino/

そして、お尻のブツブツを治す「ヒプキュア」が3/27発売。このパッケージの絵、店頭で購入するのは恥ずかしい気がしますが、ネット購入者も増えているのでアリなのでしょう、たぶん。酸化亜鉛という、赤ちゃんのおむつかぶれなどによく使う成分を使っているのが特徴です。

https://www.kobayashi.co.jp/newsrelease/2024/20240306/