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二日酔い防止・解消に効く3タイプの薬

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二日酔いにゴオウ

ツイッター上でやりとりしている「産業薬剤師」さんが、自身のブログで二日酔い予防の薬を紹介していた。とてもおもしろかった。特に、某有名人も使用しているという「日水清心丸」という商品は知らなかった。恐るべき超高額商品である。

これね↓

industrial-pharmacist.com

 

二日酔い薬を3つのタイプに分けてみる

さて、だいたいどのドラッグストアでも販売されている薬を、ざっくり3つのタイプに分けで紹介したい。個々の効果や有用性については今回は触れない。あくまで、こんな薬があるねというもの。

 

その1、アセトアルデヒドを無毒化する薬。

ハイチオールC+・・・Lシステインという成分が、二日酔いの原因となるアセトアルデヒドを無毒化してくれる。パッケージの効能効果の欄をよく見ると「二日酔」の文字がちゃんとある。女性客には肌のケアにも使えて一石二鳥だと思う。

【第3類医薬品】ハイチオールCプラス 180錠

【第3類医薬品】ハイチオールCプラス 180錠

 

その2、肝臓の働きを助ける薬。

ヘパリーゼ・・・CMなどでお馴染みの一品。本品に用いられる「肝臓水解物」が肝臓に良いと説明されることが多い。そのくせ、メーカーのサイトにも、肝臓に効くとは書いてない。そもそも効能効果に「二日酔い」が入ってない。というわけで、本当の所、二日酔いに効くのかどうかよくわからない。滋養強壮薬なので、元気になった=二日酔いが軽減された、と実感している可能性もある。一応、肝臓水解物には医療用医薬品「プロへパール配合錠」という肝機能改善薬がある。ネズミの実験で、肝臓の働きを助けた研究がいくつかある。人を使った実験もあるけど、ここでは置く(※1)。医療用医薬品としてあるから肝臓水解物が効く、ということではない。ご注意を。

【第3類医薬品】ヘパリーゼプラスII 180錠

【第3類医薬品】ヘパリーゼプラスII 180錠

 

www.hepa.jp

レバウルソ・・・肝臓水解物のほかに脂肪の消化を助ける「デオキシコール酸」を含む。お酒と一緒に脂っこいものを食べたときに適していると思う。

【第3類医薬品】レバウルソ 180錠

【第3類医薬品】レバウルソ 180錠

 

 

その3、胃腸の働きを整えたり吐き気を抑える漢方薬。

五苓散(ごれいさん)・・・最近、小林製薬から「アルピタン」の名前で発売。一種の”利尿剤”なので、お酒でむくんじゃう人には良いと思う。吐き気を伴う下痢にも使う薬。

【第2類医薬品】ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒 24包

【第2類医薬品】ツムラ漢方五苓散料エキス顆粒 24包

 

 

【第2類医薬品】アルピタン 12包

【第2類医薬品】アルピタン 12包

 

黄連解毒湯(おうれんげどくとう)・・・二日酔いの漢方薬と言えば先述の「五苓散」か、この「黄連解毒湯」がメジャーどころ。黄連解毒湯には、みぞおちのつっかえ感を解消する「オウゴン」「オウレン」の組み合わせが入っている(※2)。

体質との相性もある。三浦於菟さんという東洋医学が専門の医師によれば、胃腸が弱くてお酒で下痢する人は五苓散、お酒で体が熱くなる人は黄連解毒湯がいい。

【第2類医薬品】ツムラ漢方黄連解毒湯エキス顆粒A 24包

【第2類医薬品】ツムラ漢方黄連解毒湯エキス顆粒A 24包

 

 

www.excite.co.jp

三浦さんは漢方薬はお酒を飲む前が良いと書いているけど、漢方専門の医師の中には「飲む前は黄連解毒湯、翌朝が五苓散」と主張する人もいる(※3)。五苓散と黄連解毒湯をミックスさせた薬もある。

【第2類医薬品】大正漢方胃腸薬〈内服液〉 30mL

【第2類医薬品】大正漢方胃腸薬〈内服液〉 30mL

 

 さらに、黄連解毒湯を構成する4成分のうち、「サンシシ」という成分だけを除外して代わりにウコンやウルソデオキシコール酸などを入れた「新黒丸a」という商品もある。

【第3類医薬品】新黒丸a 30丸

【第3類医薬品】新黒丸a 30丸

 

その他「柴苓湯(さいれいとう)」という有名な薬もあるが、これはぼくは市販薬で見たことがない。

 

漢方薬に詳しい人に聞いてね!

漢方薬は非常に奥が深いので、ここではあまりつっこんだ話は書かない。正直、ぼくもよくわからない。ぜひ、お店で詳しい人に聞いてほしい。漢方薬は知識量に差の出る分野だから、本当に詳しい人に聞いた方がいい。

最後に、医者に二日酔い対策を聞いたアンケートを紹介する。先述の五苓散を飲んでいる医師もいる。

gooday.nikkei.co.jp

 

 

※1添付文書によると、慢性肝炎患者で有用だったというRCTが存在するが、中身は今回確認していない。医師が書いたこれも参考になる→

http://rockymuku.sakura.ne.jp/syoukakinaika/purohepa-runokouka.pdf

※2漢方診療ハンドブック

※3名前は忘れたが、新見正則さんだった記憶がある