ドラッグストアとジャーナリズム

自分に合った市販薬を選びませんか?

薬剤師の裏の仕事をご存知ですか?漫画「クスリとリスクと薬剤師」

私が関わった書籍が発売となりますのでご紹介します。「クスリとリスクと薬剤師」という漫画です。5月28日発売予定。 

クスリとリスクと薬剤師

クスリとリスクと薬剤師

  • 作者:油沼
  • 発売日: 2021/05/28
  • メディア: 単行本
 

油沼さんという医療系の漫画を手がけられている漫画家さんが描いた、薬剤師の知られざる仕事を取り上げた本です。

多くの方々にとって、薬剤師の仕事とは、薬局の窓口で、患者さんの体調を確認したり、薬の飲み方の説明をしたりして、医師の処方通りに薬を渡すことだと思います。 複雑な薬や深刻な病気でなければ、患者さんから見ると「薬を渡すだけの仕事」と思われるかもしれません。

ところが実際は、「処方箋どおりに患者さんに薬を渡す人」というのは、これは薬剤師の”表向きの顔”です。薬剤師には別の”裏稼業”があるのです。

それは、医師の処方した薬が患者さんの病状や生活スタイルに合っているかを考えたり、在庫していない珍しい薬を患者さんのために手配したり、と言った普段はあまり目にすることのない仕事なのですが、薬剤師としての腕が問われるのはこうした裏の仕事も含めてなのです。外からでは分からない薬剤師の知られざる仕事を、漫画でわかりやすく紹介したのが「クスリとリスクと薬剤師」です。

私は市販薬のパートの監修をさせていただきました。市販薬の販売においても、薬剤師には表の仕事と、裏の仕事があります。表の仕事は、薬の相談にのり、売ること。裏の仕事は何かと言うと、「薬を売らないこと」です。「薬を売らないのも仕事のうち」であることは、私を含めた薬剤師にとっては基本のキなのですが、どうやら世間ではこれが意外なことのようでして、作者の油沼さんがこれをたいそう面白がってくださり、漫画化となりました。

本書には様々な薬剤師がテーマを提供しており、私自身も読んで知らないこと(「勝手受診」など)があり、勉強になりました。しかし、一般向けの平易な漫画ですから、よく薬局を利用される方に、ぜひお手にとってお読みいただきたいと思います。

油沼さん、ありがとう!