一部のドラッグストアでは、特定の医薬品をレジに通すとアラートが出るようになっています。対象品目は会社によって異なり、アラートがでると資格者が販売を確認します。この安全確認の対象となる医薬品が拡大されるようです。実施時期は未定ですが、来年の春頃までには始める印象です。
【ドラッグストア協会】「濫用のおそれのある医薬品」対象拡大への準備を会員通知/456品目から1275品目に対象品目拡大
特に影響が大きいのは、「3. ジヒドロコデイン (鎮咳去痰薬に限る。)→ ジヒドロコデイン」と「メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち、 内容液剤に限る。)→ メチルエフェドリン」の部分でしょう。ほとんどの風邪薬が該当するようになります。風邪薬がいくつも買えない、というのは、購入者側にとってもインパクトがあると思います。
メーカーにとっても、おそらくそれなりに売上の影響が出ると思います。おひとりさま1点までという原則になると、1箱を大容量にするメーカーも出てくるかもしれません。
風邪薬を体調不良時だけに使用する人がほとんどですが、栄養ドリンク代わりのように日常的に使っている人もいます。販売規制強化は「市販薬は自由に好きなだけ飲んでものではない」というメッセージを社会に伝えることになると思います。