『家庭の薬学』

自分に合った市販薬を選びませんか?

2023年もよろしくお願いします

あけましておめでとうございます。このブログを9年目に突入しました(2014年12月開設)。ブログを始めたころの世間は、市販薬に存在感は薄く、ニュースに取り上げられる機会もほとんどなかったように記憶しています。それが新型コロナの感染拡大を受けて、いまやテレビで市販薬という言葉を見ることが、すっかり珍しくなくなりました。

市販薬の情報量を増やし、市販薬の議論の総量を増やす。これがブログの目的です。そして市販薬を知ることを通じて、日々の生活が快適になればいいなと思っています。そのために、今年も市販薬を身近に感じていただけるブログをお送りします。

市販薬を含めた医薬品業界の規制改革は年々広がっています。特にここ数年は変化のスピードが早いです。今月からはいよいよ電子処方箋がスタートします。今のところ規制緩和は主に病院の処方箋医薬品や、保険調剤薬局の業務が対象となっていますが、市販薬業界にも規制緩和の波はすでに届いており、10年後の市販薬事情はすっかり変わっているでしょう。

今年は乱用のおそれのある医薬品の販売規制が強化されます。

新商品としては、今までにない肥満対策の新しい成分の薬が発売される予定です。

数年来続いている緊急避妊薬市販化への動きは、そろそろ議論が煮詰まってきそうです。

大きな流れの予測は可能ですが、個々の変化が生み出す新たな現象や影響を事前に捉え切ることは不可能です。

鬼が出るか、蛇が出るか。私も気を引きしめて1年のスタートを切りたいと思います。

2023年もよろしくお願いします。