厚労省の「医薬品の販売制度に関する検討会」の第5回が今週開かれました。業界サイトで報じられています。
【医薬品販売制度検討会】市販薬の濫用問題、オンライン服薬指導による販売が俎上に
資料のみすでに公開されています。
こう検討会では、濫用医薬品の販売ついても俎上に上げられています。
新宿の「トー横キッズ」は、市販薬濫用問題の代名詞です。ニュース記事も非常に増えました。最近は、市販薬以外の薬物も出回り、売春や恐喝、監禁などの犯罪も起きています。
市販薬の濫用というのは、一昔前までは、一部の大人、それも少々歳のいった人たちがやっているというイメージだったと思うのですが、ネット社会のせいもあるのでしょう、昨今は若年者の間で、すっかり有名というか、大ぴらに奇妙な市民権を得ているような状態です。
私のツイッターのタイムラインでも、市販薬の咳止め薬を大量に服用する若者の動画が流れてきました。
店舗側には販売するにあたり一定の責任があります。しかし、責任を追及されることはほとんどありません。実質的には誰も責任を取らない制度の下で、市販薬濫用の問題は、子供たちの問題になりました。無責任な大人のせい、と言えるのかもしれません。