週末に大きなニュースが飛び込んできました。緊急避妊薬が医師の処方なしで薬局で購入できるようになる・・・・かもしれません。早ければ2021年の可能性もあり、検討されている・・・・という報道でした。
ここらへんが関係しているようです。
第5次基本計画策定専門調査会(第7回)資料 | 内閣府男女共同参画局
このニュースの初報は木曜日で、ツイッター上でも話題になり、私のタイムラインでは「ついに!」と歓迎のツイートが目立ちました。
翌日9日に大臣の方から説明がありました。
処方箋なしでの緊急避妊薬の購入、厚労省検討|TBS NEWS
検討を再開する、というものです。慎重に云々と報じられており、正直、最初の報道時に受けた印象ほどのスピード感はなさそうな気がします。売るのか、売らないのか、もし売るとしたらどのように売るのか・・・・簡単な議論ではありません。ただ、難しいからといってスピード感がないければ、議論を再開する意味もないように思います。困っている人は、今、この瞬間もいます。
制度ニュースのもう一つ。セルフメディケーション税制が延長されるようです。厚労省が税制要望したと報じられました。4日の日経新聞より。
厚生労働省は2021年度の税制改正で市販薬を一定量購入した人に所得税を減税する措置の5年間の延長を要望した。医療用医薬品(処方薬)を市販薬に転用した「スイッチOTC」を年1万2千円超買った世帯を対象に実施している。21年末に期限が切れるため、延長を求めた。
それから、薬については大きなニュースが。小児用花粉症薬のアレグラジュニアが要指導医薬品から第一類医薬品に移行することが報じられました。移行日は11月9日です。
今までは法律上の理由で代理購入ができず、店頭に親御さんが来られても購入できませんでしたが、第一類医薬品は代理購入ができます。また、ネットでも購入することができます。結構インパクトのあるニュースですね。
アレグラ小児用、第1類へ‐安全対策調査会で了承|薬事日報ウェブサイト
新商品については、21日に小林製薬が風邪対策の漢方薬を発売することを7日にリリースしました。「ウイルスの季節に」というキャッチフレーズで補中益気湯と小青竜湯を発売します。小青竜湯はドリンク剤です。
新製品:『ウィルテクトシリーズ 補中益気湯(ほちゅうえっきとう)エキス錠』『ウィルテクトシリーズ 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)内服液』│2020年│ニュースリリース│小林製薬株式会社
小林製薬といえば、「アルピタン ガンマ」が9月16日にすでに発売されています。ニュースリリースでは出しませんでしたね。商品サイトには9月16日発売と書かれています。アルピタンは五苓散でしたが、こちらは茵蔯五苓散。他製品との差別化がされています。